特許
J-GLOBAL ID:200903088230495203

ジアリールカーボネート類の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小田島 平吉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-217952
公開番号(公開出願番号):特開平6-184058
出願日: 1993年08月11日
公開日(公表日): 1994年07月05日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 開始材料を最初に液相中向流で反応させそして反応カラムの中でこの反応を完結にまで持って行く、通常のエステル交換触媒を用いてジアルキルカーボネート類とフェノール類とからジアリールカーボネート類もしくはアルキルアリールカーボネート類を製造する連続方法を提供する。【構成】 ジアルキルカーボネート類とフェノール系化合物から、連続操作として、2つのカラムから成る装置中60-320°Cで、エステル交換触媒の存在下、エステル交換を行い、ここで、第一カラムの中で本質的に開始材料から関連アルキルアリールカーボネートを生じさせ、第二カラムの中で更に一層のエステル交換と不均等化を行うことでジアリールカーボネートを製造する。
請求項(抜粋):
a)第一カラムの中で、芳香族ヒドロキシル化合物を液体状態でヘッドから底部に送り込み、そしてジアルキルカーボネートを気体状態で上記液体流れに向かい合うように送り込み、ここで、この温度を100から300°C、好適には120から250°C、特に好適には150から240°Cの範囲に維持し、そしてこの圧力を0.5から20バール、好適には0.8から15バール、特に好適には0.9から10バールの範囲に維持し、そしてここで、該ジアルキルカーボネートは、基礎的アルコールを、ジアルキルカーボネートとアルコールの全重量を基準にして0から5重量%、好適には0.1から3重量%、特に好適には0.2から2重量%部含んでおり、b)該第一カラムのヘッドで、該ジアルキルカーボネートの基礎となっておりそしてエステル交換で放出される該アルコールを気体状態で取り出し、そして該第一カラムの底部で、本質的にアルキルアリールカーボネートから成る部分的に反応したエステル交換生成物を液体状態で取り出し、c)該第一カラムの底部流れを、第二カラムの中心部分の中に送り込み、ここで、該第一カラムから送り込まれる該底部流れの沸点に応じて、この温度を60から320°C、好適には65から305°C、特に好適には65から250°Cの範囲に維持し、そしてこの圧力を0.05から10バール、好適には0.01から5バール、特に好適には0.2から2バールの範囲に維持し、そしてここで、送り込まれる該底部流れの中に含まれている該アルキルアリールカーボネートが該第二カラムの中心部分から出て行って本質的にそのヘッドにもその底部にも行くことができないように、この第二カラムに温度勾配をかけ、そしてd)該第二カラムのヘッドで、ジアルキルカーボネートと該基礎的アルコールと過剰の芳香族ヒドロキシル化合物の混合物を取り出し、そしてこの第二カラムの底部で、アルキルアリールカーボネートと芳香族ヒドロキシル化合物を含んでいてもよいジアリールカーボネートを取り出す、ような方法で、続いて連結されている2つのカラムの中でエステル交換反応を行うことを特徴とする、エステル交換反応で知られているようなカラム装置中、本質的に公知のエステル交換触媒の存在下、0.1から10モル、好適には0.2から5モル、特に好適には0.5から3モルの式【化1】R1-O-CO-O-R1[式中、R1は、直鎖もしくは分枝のC1-C6-アルキル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルを表す]を有するジアルキルカーボネート類と1モルの式【化2】Ar1-OH[式中、Ar1は、下記の意味を有する]を有する芳香族ヒドロキシル化合物とのエステル交換を行うことによる、式【化3】Ar1-O-CO-O-Ar1[式中、Ar1は、未置換のフェニルまたはナフチルか、或は単置換から三置換されているフェニルを表し、ここで、これらの置換基は、同一もしくは異なり、C1-C4-アルキル、C1-C4-アルコキシおよびハロゲンから成る群に属している]を有するジアリールカーボネート類の製造方法。
IPC (3件):
C07C 69/96 ,  C07C 68/06 ,  C07B 61/00 300
引用特許:
審査官引用 (4件)
  • 特開平4-235951
  • 特開平4-211038
  • 特開平4-009358
全件表示

前のページに戻る