特許
J-GLOBAL ID:200903088237469038

組み付け用ストッパ付オートテンショナ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小山 欽造 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-337139
公開番号(公開出願番号):特開平9-177911
出願日: 1995年12月25日
公開日(公表日): 1997年07月11日
要約:
【要約】【目的】 エンジンへの組み付け手順の如何に拘らず、ダンパ装置24aの圧力室41a内に気泡が入り込む事を防止し、このダンパ装置24aを含んだオートテンショナの性能を確保する。【構成】 エンジンへの組み付け作業が完了し、ダンパ装置24aが図示の方向のままとなるまでの間、プランジャ28の上端面と揺動部材6の下面との間に組み付け用ストッパ42を介在させる。この組み付け用ストッパ42は上記両面間で広がる方向の弾力を有し、且つ、この弾力は上記ダンパ装置24aに組み込まれた付勢ばね32aの弾力よりも大きい。従って、この組み付け用ストッパ42を装着している間は、プランジャ28が突出方向に変位せず、逆止弁36が開く事もない。
請求項(抜粋):
固定の部分に直接若しくはこの固定の部分に固定された固定部材を介して支持された第一軸と、この第一軸を中心として揺動自在な揺動部材と、この揺動部材の一部で上記第一軸と離隔した部分に設けられた、上記第一軸と平行な第二軸と、この第二軸の周囲に回転自在に支持されて、その外周面を張力を付与すべきベルトに押圧されるプーリと、上記固定の部分若しくは固定部材と上記揺動部材との間に設けられ、この揺動部材が上記ベルトに押されて変位する事に対する抵抗となるダンパ装置とを備え、このダンパ装置は、内部に粘性液体を封入したシリンダ筒と、このシリンダ筒の内部に軸方向に亙る変位自在に嵌装されたピストンと、このピストンとシリンダ筒との間に設けられ、このピストンを一方向に付勢する付勢ばねと、この付勢ばねの弾力に基づく上記ピストンの変位に伴って上記シリンダ筒からの突出量を増し、その先端部が対向する部材を弾性的に押圧するプランジャと、上記ピストンの軸方向両端面同士を連通する通油路と、この通油路と直列に設けられ、上記ピストンが上記付勢ばねの弾力に基づいて変位する場合にのみ開く逆止弁とを備えたものであるオートテンショナと、上記プランジャの先端部とこの先端部が対向する部材との間に着脱自在に設けられた組み付け用ストッパとから成り、この組み付け用ストッパは、上記プランジャの先端部とこの先端部が対向する部材との間で突っ張る事によりこれらプランジャの先端部とこの先端部が対向する部材との間隔を広げる弾性を有し、この弾性を上記付勢ばねの弾力よりも大きくしている、組み付け用ストッパ付オートテンショナ。

前のページに戻る