特許
J-GLOBAL ID:200903088240405318

拡散反射防止被覆を有する光学透明体及びその製法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 浅村 皓 (外3名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-522938
公開番号(公開出願番号):特表2000-509844
出願日: 1997年11月12日
公開日(公表日): 2000年08月02日
要約:
【要約】高い透過率に低い正反射率を与え且つ表面欠陥の可視性を低減させる、多層の反射防止被覆を有する被覆透明体、及びその製法を開示する。多層反射防止被覆は透明基体の表面上に、重合二酸化珪素と重合二酸化チタンとが交互に重った諸層を含み、諸層の少なくとも1つの層には周囲重合体の屈折率と異なる屈折率を有する離散粒子が配合されている。これによって、多層反射防止被覆に、その正反射率に近いか又はそれより大きい拡散反射率であって、多層反射防止被覆の透過率と比べて無視できる拡散反射率が多層反射防止被覆に与えられる。この拡散反射率は、あらゆる反射像又は反射グレアのためのコントラスト損を生じさせ、それにより、あらゆる表面欠陥をマスキングし、視覚的に快適な外観を与える。反射防止被覆の連続層は、アルコキシド、アルコール及び水の別々の諸溶液を塗布し、次いで、上昇させた温度でその層を硬化させ、次いで、次に続く層を塗布することによって、透明基体上に付着される。
請求項(抜粋):
透明基体、及び 前記透明基体の表面上に付着させた反射防止被覆、から成る被覆透明体であって、 前記反射防止被覆は指定された均一な厚さの複数の重ねられた重合層を有し、それら層は比較的大きな屈折率を有する組成物と、比較的小さな屈折率を有する組成物とを交互に重ねたものであり、 前記反射防止被覆の少なくとも1つの層には、0.00015〜0.0006mg/cm2の範囲の濃度で実質的に均一に分布された離散粒子が配合されており、それら粒子は、前記層のそれ以外の所の材料の屈折率とは異なった屈折率を有し、しかも 前記層が共同して種々の波長で拡散反射防止被覆を与えている、上記被覆透明体。
IPC (6件):
G02B 1/11 ,  B32B 7/02 103 ,  B32B 17/06 ,  C09D 5/00 ,  C09D185/00 ,  G02B 5/02
FI (6件):
G02B 1/10 A ,  B32B 7/02 103 ,  B32B 17/06 ,  C09D 5/00 M ,  C09D185/00 ,  G02B 5/02 B
引用特許:
出願人引用 (1件) 審査官引用 (1件)

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