特許
J-GLOBAL ID:200903088253979941

鉄損値評価方法及びその装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 河野 登夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-187859
公開番号(公開出願番号):特開平10-038862
出願日: 1996年07月17日
公開日(公表日): 1998年02月13日
要約:
【要約】【課題】 方向性電磁鋼板のように鉄損値の変動が大きい鋼板の鉄損を評価するために伝播させる板波超音波の音速を高精度に測定する。【解決手段】 鋼板の表面に配設された超音波の送信子Tと、送信子Tより板波超音波を送信させるためのパルスを発生する超音波パルサ11と、板波超音波の伝播方向に沿って所定の距離だけ離隔させて配設され、鋼板を伝播してきた板波超音波を電気信号として検出する2つ以上の受信子R1、R2と、受信子R1、R2がそれぞれ受信した信号間の相互相関演算値を算出する相互相関演算回路14と、相互相関演算値と受信子R1、R2の離隔距離とから板波超音波の音速を測定し、予め求められている板波超音波の音速と鋼板の鉄損値との関係又は板波超音波の伝播時間と鋼板の鉄損値との関係に基づき、音速又は音速より求まる伝播時間から鋼板の鉄損値を演算するシステムコントローラ10とを設ける。
請求項(抜粋):
鋼板の表面に配設された送信子から板波超音波を送信して鋼板に伝播させ、該鋼板を伝播してきた板波超音波を、該板波超音波の伝播方向に沿って所定の距離だけ離隔させて配設された2つ以上の受信子によりそれぞれ受信し、それぞれが受信した信号間の相互相関演算値と前記受信子の離隔距離とから前記板波超音波の音速を測定し、予め求められている板波超音波の音速と鋼板の鉄損値との関係又は板波超音波の伝播時間と鋼板の鉄損値との関係に基づき、前記音速又は前記音速より求まる伝播時間から鋼板の鉄損値を演算することを特徴とする鉄損値評価方法。

前のページに戻る