特許
J-GLOBAL ID:200903088268924361

建築構造物の制振構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 柳田 良徳 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-034095
公開番号(公開出願番号):特開平10-231640
出願日: 1997年02月18日
公開日(公表日): 1998年09月02日
要約:
【要約】【課題】 従来の粘性壁はその大きさのために現場への輸送運搬、取り付け作業時のハンドリング等が非常に行い難く、作業性に劣る等の問題があった。また、架構に設置した場合、上下端に生じるモーメントが大きいことにより、架構を構成する柱や梁に対する負担が大きい等の問題があった。【解決手段】 建築構造物の架構の左右の柱1A、1Bと上部梁2A、下部梁2Bとで囲まれた開口部3内に、下部梁2Bに制振壁10が設置されるとともにこの制振壁10の上端辺と上部梁2Aとの間にブレース4、5が架設された制振構造を構築する。
請求項(抜粋):
柱と梁とからなる建築構造物の架構の左右の柱と上下の梁とで囲まれた開口部内において、下部梁上に制振壁が設置されるとともに該制振壁の上端と上部梁との間にブレースが架設された制振構造であって、前記制振壁は、前記開口部の面方向に沿って配置され、上下の梁にそれぞれ固定される2個の構成部材を有しており、下部梁に固定される一方の構成部材は上面が開放した箱形であり、その内部には両側板と平行に平板が設置されて複数の空間が形成され、ブレースが固定される他方の構成部材には、前記一方の構成部材の内部に形成された複数の空間に挿入配置される複数の平板が設置され、一方の構成部材に配設された平板と他方の構成部材に配設された平板とが互い違いに重なり合うように組み合わされて配置されるとともに一方の構成部材の内部には粘性体が充填されることによって制振壁の内部に粘性体と平板との積層部が構成されていることを特徴とする建築構造物の制振構造。
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 特開平3-107074
  • 建造物の振動抑制装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-023494   出願人:新日本製鐵株式会社
  • 特開平3-107074

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