特許
J-GLOBAL ID:200903088291940692

耳率の低い成形加工用アルミニウム合金板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-256421
公開番号(公開出願番号):特開平7-090518
出願日: 1993年09月20日
公開日(公表日): 1995年04月04日
要約:
【要約】【構成】 Mg:0.5-2.0%Mn:0.5-1.8%Fe:0.1-0.7%と、Ti:0.005-0.2%B:0.0001-0.05%の1種以上と、Si:0.05-0.5%Cu:0.05-1.0%Cr:0.05-0.3%Zn:0.1-0.5%の1種以上、残部Alおよび不可避的不純物よりなるアルミニウム合金を、予備焼鈍として1°C/s以上の加熱速度で300-420°Cに30分以内保持する焼鈍を施し、次いで圧延率10-30%の冷間圧延を施した後、再結晶焼鈍として1°C/s以下の加熱速度で到達温度が300-420°Cの焼鈍を施し、さらに450-620°Cに10分以下加熱保持し、1°C/s以上の冷却速度で250°C以下まで冷却する焼鈍を施し、その後圧延率40%以上の最終冷間圧延を施し、かつ該最終冷間圧延後の表面ミクロ組織において、圧延方向に対して直角方向の最大結晶粒径が25-60μmであることとする。【効果】 DI缶胴材として好適な深絞り耳が低く成形加工性に優れ塗装焼付け処理後に高強度が得られるアルミニウム板の製造方法を提供する。
請求項(抜粋):
Mg:0.5〜2.0%(重量%、以下同じ)、Mn:0.5〜1.8%、Fe:0.1〜0.7%を含有し、かつTi:0.005〜0.2%、B:0.0001〜0.05%のうちの1種または2種以上を含有し、さらにSi:0.05〜0.5%、Cu:0.05〜1.0%、Cr:0.05〜0.3%、Zn:0.1〜0.5%のうちの1種または2種以上を含有し、残部がAlおよび不可避的不純物よりなるアルミニウム合金を、常法により鋳造し、その鋳塊を常法に従って均熱、熱間圧延および必要に応じて冷間圧延を施した後、予備焼鈍として1°C/s以上の加熱速度で300°C〜420°Cに加熱し保持無しあるいは30min以内保持する焼鈍を施し、次いで圧延率10〜30%の冷間圧延を施した後、再結晶焼鈍として1°C/s以下の加熱速度で到達温度が300°C〜420°Cの焼鈍を施しさらに450°C〜620°Cに加熱し保持無しあるいは10min以下保持し1°C/s以上の冷却速度で250°C以下まで冷却する焼鈍を施し、その後圧延率40%以上の最終冷間圧延を施し、かつ該最終冷間圧延後の表面ミクロ組織において、圧延方向に対して直角方向の最大結晶粒径が25〜60μmであることを特徴とする耳率の低い成形加工用アルミニウム合金板の製造方法。
IPC (2件):
C22F 1/04 ,  C22C 21/06

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