特許
J-GLOBAL ID:200903088327028324

自動車用部品の取付構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 本多 小平 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-196621
公開番号(公開出願番号):特開平9-042233
出願日: 1995年08月01日
公開日(公表日): 1997年02月10日
要約:
【要約】【課題】 合成樹脂である自動車用取付部品を、クリップ部材を介して金属製の車体へ取付けるときのクリップと車体への係止作業を容易ならしめて、その取付作業性を高めることができると共に、その車体に取付けられた後の自動車部品に熱変形が生じてもその自動車部品の変形を円滑に吸収せしめることができる自動車部品取付構造の提供。【解決手段】 合成樹脂製長尺取付部品の長手方向に沿って形成したクリップ案内溝に案内されるクリップ首部の断面形状を短径と長径とからなる横長形状となし、前記クリップ案内溝は、その溝幅が前記首部の短径より大であって、長径よりは小さく設定されており、しかもその案内溝を形成している一方の溝縁の途中には、クリップの差し込み方向に対し後方に位置される辺縁と、この辺縁よりクリップ差し込み方向へ隔設される弾性爪片を有する係止凹部を設け、また他方の溝縁の途中にはクリップの差し込み案内方向前方に辺縁を有する係止凹部を設けた。
請求項(抜粋):
合成樹脂製である長尺の車体取付部品(11)には、その長径方向に沿って延びて、一側開口部(14)からクリップ本体を嵌入するクリップ案内溝(13)を有するクリップ支持座(12)を一体に形成し、また金属である車体(22)には、クリップ係止孔(23)を穿設し、上記クリップ案内溝(13)内に係合されるクリップ首部(21)と、前記係止孔(23)に貫通係止される頭部を有するクリップ本体(19)を介して、前記の長尺の車体取付部品(11)を車体(22)に取付ける取付構造において、前記クリップ首部(21)の断面形状は、短径(a)と長径(b)とからなる横長形状であり、前記クリップ案内溝(13)は、その溝幅(c)が前記短径(a)より大であって、前記長径(b)よりは小さく設定されており、しかも前記クリップ案内溝(13)を形成している一方の溝縁(15)の途中には、クリップの差し込み方向に対し後方に位置される辺縁(17A)と、この辺縁よりクリップ差し込み方向へ隔設される弾性爪片(18)を有する係止凹部(16A)を設け、また他方の溝縁(15)の途中には、クリップの差し込み方向に対して前方に位置される辺縁(17B)を有する係止凹部(16B)を設けて、上記双方の係止凹部(16A),(16B)間に跨って上記クリップ首部(21)を起立状態となしたとき、そのクリップ首部(21)の長径方向両端縁が前記それぞれの辺縁(17A),(17B)と、弾性爪片(18)による3点で当接支持されて、クリップ首部(21)がクリップ案内溝(13)内で仮位置決めされるものであることを特徴とする自動車用部品の取付構造。
IPC (2件):
F16B 5/06 ,  F16B 21/07
FI (2件):
F16B 5/06 Q ,  F16B 21/07 Z

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