特許
J-GLOBAL ID:200903088342268811

熱定着装置における温度制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青木 朗 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-298653
公開番号(公開出願番号):特開平6-149122
出願日: 1992年11月09日
公開日(公表日): 1994年05月27日
要約:
【要約】【目的】 超高速のプリンタまたは複写機に用いられる熱定着装置における定着ロールの温度変動幅を小さくする。【構成】 表面が離型性材料12,22により被覆された定着ロール1,2を用いた熱定着装置の温度制御方法において、動作開始直後には加熱ロール1の表面温度が降下から上昇に転ずるまでヒータ6にほぼフル通電し(10,30,42)、定常の熱定着動作における通紙(50,20)中は一定の通電量を中心としてヒータ6の通電を制御して自動温度制御を行い(4,10,30,42)、動作終了時には終了前にヒータ6への通電をオフとするようにされる。サンプリング制御系を用い、加熱ロールの表面温度の現在値と前回の値とを比較して上昇に転ずることを判定し、ヒータへの通電量制御は通電のデューティ比を変えることにより行い、また、通紙の残り枚数が所定値となることを判定してヒータへの通電をオフにすることができる。更に、通電終了後も加熱ロールを所定回数空転されることもできる。
請求項(抜粋):
離型性材料層で表面を被覆された加熱ロールと、該加熱ロールと接触しその間に熱定着のための通紙を行うように配設され、離型性材料層で表面を被覆された加圧ロールと、該加熱ロールの表面温度を検出する温度センサと、該加熱ロールを加熱するヒータと、該温度センサの出力に基づいてヒータへの通電を制御する温度制御手段とからなる熱定着装置における温度制御方法であって、(イ)熱定着動作開始直後に、上記加熱ロールの表面温度の降下が終了し上昇に転ずるまで、上記温度センサの出力に係わらず上記ヒータにほぼフル通電することと、(ロ)定常な熱定着動作における通紙中は予め定めた単位時間当たりの通電量を中心として、上記温度センサの出力と基準温度との差に応じて上記ヒータへの通電量を制御することと、(ハ)熱定着動作終了前にヒータへの通電をオフにすることと、を含むことを特徴とする熱定着装置における温度制御方法。
IPC (2件):
G03G 15/20 109 ,  G03G 15/00 102

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