特許
J-GLOBAL ID:200903088355691594

耐水素遅れ割れ特性に優れた超高強度薄鋼板及びその 製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 川和 高穂
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-273049
公開番号(公開出願番号):特開平6-122936
出願日: 1992年10月12日
公開日(公表日): 1994年05月06日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、耐水素遅れ割れ特性に優れた引張強度1000N/mm2 以上の超高強度薄鋼板、即ち、熱延鋼板あるいは冷延鋼板、及び、その製造方法を目的とする。【構成】 引張強度1000N/mm2 以上を確保できるような鋼成分を有し、かつ、急峻度(λ)と板厚(t)の積が成分パラメータ(Pcm)と引張強度(TS)により規定される所定の値より低いことを条件とする高張力超高強度薄鋼板である。上記耐水素遅れ割れ特性に優れた引張強度1000N/mm2 以上の超高強度冷延鋼板の製造方法は、上記所定の成分を有する熱延鋼板あるいは焼鈍した冷延鋼板を製造し、その後において一定の歪み矯正を与えることを特徴とする製造方法である。
請求項(抜粋):
下記の特徴(組成はwt%である)を有する耐水素遅れ割れ特性に優れた超高強度薄鋼板。(a)C:0.1 〜0.25 %、 Si:1% 以下、 Mn:1〜2.5 % 、P:0.02% 以下、 S:0.005 % 以下、 sol.Al:0.01〜0.05 %、N:0.001 〜0.005 %を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物よりなる成分組成を有する薄鋼板であって、(b)前記鋼板の急峻度λ(%)と板厚t(mm)の積が下記の関係を有する薄鋼板である。 λ×t ≦1.5 +300000/{(4400 ×Pcm-TS+500)×TS}ここで、TS(N/mm2) は前記薄鋼板の引張強度であり、Pcm=C+Mn/20+Si/30+Cu/20+Ni/60+Cr/20+Mo/15+5B+Nb/10+Ti/10+V/10 である。
IPC (4件):
C22C 38/00 301 ,  C22C 38/00 ,  C21D 7/10 ,  C22C 38/58
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 特開平4-276018
  • 特開平2-236223
  • 特開昭63-199820

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