特許
J-GLOBAL ID:200903088384040357

鋼板の保磁力測定方法及びその装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 金丸 章一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-013271
公開番号(公開出願番号):特開平5-264704
出願日: 1992年01月28日
公開日(公表日): 1993年10月12日
要約:
【要約】【目的】 保磁力測定のために鋼板からその一部を試料として切り出すことなく鋼板の保磁力を非接触状態で測定できるようにする。【構成】 被測定鋼板Sの上に、U字型コア2に励磁コイル3a,3bと検出コイル4とを施した鋼板励磁装置1を、そのU字型コア2の両脚部先端面と被測定鋼板Sとの間に隙間を持たせて配置する。直列接続された励磁コイル3a,3bに交流の励磁電流を流して被測定鋼板Sを磁化し、検出コイル4に発生する誘起電圧が磁化半サイクル毎に尖頭値をとった時点を検知することにより、検出コイル4に発生する誘起電圧が先の磁化半サイクルにおいて尖頭値をとった時点の励磁電流値と次の磁化半サイクルにおいて尖頭値をとった時点の励磁電流値とを検出してこれら励磁電流値の絶対値の平均値を求める。この被測定鋼板Sの保磁力に対応する励磁電流値に基づいて被測定鋼板Sの保磁力を求める。
請求項(抜粋):
U字型コアの両脚部それぞれに施され、磁束が、交互に、一方のコア脚部先端面から出て被測定鋼板中を通って他方のコア脚部先端面へ入るように直列に接続された励磁コイルと、コア中央部に施された検出コイルとを有する鋼板励磁装置を、そのU字型コアの両脚部先端面と被測定鋼板との間に隙間を持たせて配置し、前記鋼板励磁装置の励磁コイルに交流の励磁電流を流して被測定鋼板を磁化し、前記鋼板励磁装置の検出コイルに発生する誘起電圧が磁化半サイクル毎に尖頭値をとった時点を検出することにより、検出コイルに発生する誘起電圧が先の磁化半サイクルにおいて尖頭値をとった時点の励磁電流値と検出コイルに発生する誘起電圧が次の磁化半サイクルにおいて尖頭値をとった時点の励磁電流値とを検出してこれら励磁電流値の絶対値の平均値を求め、この被測定鋼板の保磁力に対応する励磁電流値に基づいて被測定鋼板の保磁力を求めることを特徴とする鋼板の保磁力測定方法。

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