特許
J-GLOBAL ID:200903088392187600

測位装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 滝本 智之 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-187176
公開番号(公開出願番号):特開平10-031058
出願日: 1996年07月17日
公開日(公表日): 1998年02月03日
要約:
【要約】【課題】 確実に解の真偽判定を行ない、またTCAと端末の距離に関係なく測位演算時間を短縮できる測位装置を提供することを目的とする。【解決手段】 3個の衛星の共通可視範囲を求めておき、測位演算で得られた2個の解の真偽判定の際に、共通可視範囲内に含まれる解を真解とするので、確実な真偽判定を行うことができる。また、グラウンドトラックを予想し、共通可視範囲内を通らないグラウンドトラックの衛星、もしくは3個のグラウンドトラックが共通可視範囲内を通るときには共通可視範囲の平均位置と最も離れたグラウンドトラックの衛星をエフェミリを収集するための衛星に選択するので、2個の解の両方が共通可視範囲内に存在することを防ぎ真偽判定の条件を妨げない。さらに共通可視範囲の平均位置を測位演算での初期値に設定するので、実際の端末の位置に近く、収束回数が減り測位演算の時間を縮小できる。
請求項(抜粋):
衛星と通信を行なう地上の衛星通信端末機に組込まれるドップラー方式による測位装置であって、3個の衛星と1回ずつ通信するように衛星を切換える衛星切換手段と、前記衛星切換手段で切換えた衛星から送られてきた信号からエフェミリデータを得るエフェミリ受信手段と、前記エフェミリ受信手段で受信したエフェミリデータを衛星別に格納する衛星別エフェミリ格納手段と、前記衛星別エフェミリ格納手段で格納している3個の衛星の各エフェミリデータから衛星別の可視範囲を計算し共通の可視範囲を求める共通可視範囲計算手段と、前記共通可視範囲計算手段で計算した範囲を覚えておく共通可視範囲記憶手段と、前記衛星切換手段で切換えられた衛星から一定の時間だけ収集したエフェミリデータを格納するエフェミリ格納手段と、衛星から送られてくる信号からドップラー周波数を測定するドップラー測定手段と、前記ドップラー測定手段で測定したドップラー周波数を格納するドップラー格納手段と、前記エフェミリ格納手段に格納しているエフェミリデータと前記ドップラー格納手段で格納しているドップラー周波数を基にして測位演算を行なう測位演算手段と、前記測位演算手段で得られた2つの解のうち前記共通可視範囲記憶手段に記憶している共通可視範囲内に含まれる方の解を真解と判定する真偽判定手段とを備えたことを特徴とする測位装置。

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