特許
J-GLOBAL ID:200903088453521575
対称翼型タービンのタービンロータの翼
発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-336386
公開番号(公開出願番号):特開平5-113102
出願日: 1991年10月21日
公開日(公表日): 1993年05月07日
要約:
【要約】【目的】対称翼型(ウエールズ)タービンのロータの翼において、零揚力角を負値(マイナス)に偏移させ、小さい迎え角での揚抗比、接線力係数、効率の低下を防ぎ、抗力を低減し、高い作動特性を得る。【構成】翼本体11で、前縁14に気体導入スクープ15と、翼内に噴流偏向保持形増幅器(中継器)16、23と、その両側の翼形線12、13に制御ノズル17、18と、並びに後縁にジェットフラップ噴射ノズル28、29とを順次にに貫装し、簡単な流体素子制御のジェットフラップ機構を形成することで、ジェットフラップ噴射ノズルからの流体エネルギーで翼の周りの流れを制御し、高い揚抗比、大きい接線力を得る。この発明の対称翼は、小さい迎え角でも効率の低下を防ぎ、平滑な高速回転で高効率を得られるので負荷負担特性と作動特性が一層向上した。低圧・高速タービンのロータの翼。
請求項(抜粋):
タービンロータの翼の取付角が零(ゼロ)度である翼本体の翼型(ウイング・セクション)の翼形線が、その翼弦線に対して対称であり、対称翼型からなるタービンロータの翼において、翼本体には、その前縁に形成した気体導入用スクープと、この気体導入用スクープ後方を形成する第1パワーノズルに連通する末広がりの壁に囲まれて空控をなした第1中継室(第1噴流偏向保持形増幅器)と、翼本体の軸流風向に対して翼前後の正・負圧部に向けて圧力パルス導入用にそれぞれの一端を開口させ、他端の圧力パルス出力用第1制御ノズルを上記第1中継室(第1噴流偏向保持形増幅器)内に向けて開口させるとともに、上記翼弦線に対して噴射軸がほぼ直交する一対の上記圧力パルス出力用第1制御ノズルと、この第1中継室(第1噴流偏向保持形増幅器)内に形成された第1スプリッタで分岐した一対の第1分岐通路と、この両第1分岐通路のそれぞれの後端を翼の後縁近傍に形成するとともに、そこから噴射される気体噴流によって、高い揚抗比と接線力を得られる方向に開口させたジェットフラップ噴射ノズルとを形成した対称翼型(ウエールズ)タービンのタービンロータの翼。
IPC (2件):
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