特許
J-GLOBAL ID:200903088454194837

能動型振動制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 森 哲也 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-131278
公開番号(公開出願番号):特開平10-318326
出願日: 1997年05月21日
公開日(公表日): 1998年12月04日
要約:
【要約】【課題】同定信号を駆動電流信号に変換する際に利用される電源電圧値の低下により生じる、同定処理の精度の低下を低減する。【解決手段】電源電圧値Vgが、同定信号に応じた駆動電流信号Iに変換することが可能な有効な電圧値であるときには、所定の同定用基準波形に基づいて同定処理を実行する。電源電圧値Vgが有効な電圧値でない場合には、前記同定用基準波形の振幅を補正値αで割り算してその振幅を小さく補正し、補正後の同定用基準波形が、この同定用基準波形に基づく同定信号を電源電圧値Vgを利用して駆動電流信号Iに変換したときに、同定信号に応じた駆動電流信号Iに変換することが可能な波形となるまで、補正値αにより繰り返し補正し、同定用基準波形を少しずつ補正する。そして、同定用基準波形に基づく同定信号に応じた駆動電流信号Iに変換することが可能な同定用基準波形となったとき、この同定用基準波形に基づいて同定処理を実行する。
請求項(抜粋):
振動源から発せられる振動と干渉する制御振動を発生可能な制御振動源と、前記振動の発生状態を表す基準信号を生成し出力する基準信号生成手段と、前記干渉後の振動を検出し残留振動信号として出力する残留振動検出手段と、前記基準信号及び前記残留振動信号に基づき、前記制御振動源及び前記残留振動検出手段間の振動の伝達系の伝達関数を含む制御アルゴリズムを用いて、前記振動が低減するように前記制御振動源を制御するための制御信号を生成する能動制御手段と、前記制御信号を、供給される電源電圧を利用して前記制御振動源への駆動信号に変換し出力する駆動手段と、同定用の制御信号を生成し、この同定用制御信号に応じた振動が前記制御振動源から発せられた場合の前記残留振動信号に基づいて前記伝達関数を同定する伝達関数同定手段と、を備えた能動型振動制御装置において、前記電源電圧を監視する電源電圧監視手段と、当該電源電圧監視手段で前記電源電圧が所定の電圧値よりも低下したことを検出したとき、前記同定用の制御信号の振幅を小さく補正する補正手段と、を備えることを特徴とする能動型振動制御装置。
IPC (4件):
F16F 15/02 ,  B60K 5/12 ,  F16F 13/26 ,  F16F 15/04
FI (4件):
F16F 15/02 B ,  B60K 5/12 G ,  F16F 15/04 A ,  F16F 13/00 630 C
引用特許:
審査官引用 (3件)

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