特許
J-GLOBAL ID:200903088470441755

耐候性試験装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-193026
公開番号(公開出願番号):特開平7-027694
出願日: 1993年07月09日
公開日(公表日): 1995年01月31日
要約:
【要約】【目的】 結露試験を行う耐候性試験装置において、一定粒径の結露を生じさせ、試料の腐食、劣化を正確に促進再現する。【構成】 光源3を消灯し、試験槽2内が予め設定した温湿度に達したとき、設定した温湿度から求められる露点温度より若干高めに設定した水タンク内34の水で試料裏面及び結露センサー1の基板28裏面を冷却する。この未結露状態から試験槽2内の温度を一定に維持した状態で加湿を開始し、試験槽2内の湿度を増加させ、試料4の温度を相対的に露点温度より低くして試料4表面に結露を生じさせる。さらに、結露センサー1の結露状態に応じた出力から試験槽2内の湿度を調節することによって一定状態の結露を維持する。
請求項(抜粋):
光照射、明暗サイクル、結露などの試験を行う耐候性試験装置であって、試験槽内に、水平に配した光源と、表面を光源に向けた試料を取り付け光源の中心軸を回転軸心として回転する回転枠と、試料の裏面に所定温度の水を噴射するための第1のスプレーノズルと、試料又は試料とほぼ同材質の基板を配し、この試料又は基板上に密着固定した結露センサーと、第1のスプレーノズルから噴射する水と同一温度の水をこの試料又は基板裏面に噴射するための第2のスプレーノズルとを設け、試験槽外に、試験槽内の温度を調節するための調温装置と、試験槽内の湿度を調節するための加湿装置及び除湿装置からなる調湿装置と、第1及び第2のスプレーノズルに連結し、貯溜する水を予め設定した試験槽内の温湿度から求められる露点温度より若干高めに調節維持する水タンクと、試料表面に結露する粒子の状況に応じて変化する前記結露センサーの出力を順次複数段階に区分し、各段階に対応して表示する表示器とを設け、さらに、光源の点灯消灯を制御するための第1の制御機構と、試験槽内を予め設定した温度に調節するために前記調温装置を制御する第2の制御機構と、試験槽内を予め設定した湿度に調節するために前記調湿装置を制御する第3の制御機構と、光源消灯時に試験槽内が予め設定した温湿度に到達したとき水タンクの水を第1及び第2のスプレーノズルから同時に噴射するための第4の制御機構と、前記表示器で区分した段階中いずれかを選択する設定器を含み、前記両スプレーノズルから水を噴射すると同時に第3の制御機構に代わって結露センサーの出力がその選択段階内になるように前記調湿装置を制御する第5の制御機構とを有し、光照射と、光源消灯時に結露センサーの出力を制御して試料に所定粒径の結露を生じさせ、結露の定量化によって耐候試験の精度を向上させたことを特徴とする耐候性試験装置。

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