特許
J-GLOBAL ID:200903088474841553

リニアモーションドライブ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中村 稔 (外6名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-517485
公開番号(公開出願番号):特表平8-506634
出願日: 1994年02月10日
公開日(公表日): 1996年07月16日
要約:
【要約】ドアロック機構をロック又はロック解除するのに特に適しているリニアドライブが、出力シャフトが延び出した位置にあるか引っ込んだ位置にあるかに関係なく、モーターを逆駆動することなしに、自由に移動することのできる出力シャフトを提供することによって、手動操作を可能にしている。出力シャフトは、ウォームギアシャフトを包囲するようにウォームギアシャフトと共軸的に摺動可能に配置されており、ウォームギアシャフトは、ウォームギアシャフトと貫通ネジ係合し、ウォームギアシャフトの軸方向に沿って出力シャフト内を移動するナットを移動させる。出力シャフトは、ウォームギアシャフトとはネジ係合しない。そのため、出力シャフトは、ウォームギアシャフトに関して自由に移動することができ、これが、ウォームギアシャフト及びモーターの逆駆動がほぼゼロであることに帰着する。手動操作を提供するには、出力シャフトを伸ばす又は引っ込める時は何時でも、内にエネルギーを蓄えることのできるトーションバネ等によってナットはその中立位置へ自動的に戻される。モーターが作動してウォームギアを駆動する時は何時でも、スプリングギアも回転し、これが、バネにエネルギーを内に蓄えさせる。モーターを停止すると、ただちに、バネに蓄えられたエネルギーは、ウォームギアを、最後にモーターに駆動された方向の反対方向に回転させ、ナットを、モーターの付勢前にナットがあった最後の位置である中立位置へ移動させる。
請求項(抜粋):
手動のロック及びロック解除操作をすることのできるリニアドライブであって、 ハウジングと; 前記ハウジングに取り付けられた電動モーターと; 前記ハウジング内に回転可能に取り付けられ、回転のため、前記電動モーターと作動的に係合するギアシャフトと; 前記ギアシャフトを包囲するように前記ギアシャフトと共軸及び共線的に位置し、前記ギアシャフトに関して前記ギアシャフトの軸方向に延び出した位置及び引っ込んだ位置へ自由に移動することのできる中空な出力シャフトであって、前記軸方向に間隔をおいて位置する上位当接部及び下位当接部を有する出力シャフトと; 前記ギアシャフトと貫通ネジ係合し、前記当接部の間に位置するナットと; 前記出力シャフトを移動させることなしに、前記ナットが、前記出力シャフトに関して前記ギアシャフトの軸方向に前記当接部の間で移動できるようにする手段において、 前記ナットは、前記出力シャフトを上方に前記延び出した位置へと移動させるため、前記モーターを一方の方向に付勢すると、前記上位当接部と係合し、前記出力シャフトを下方に前記引っ込んだ位置へと移動させるため、前記モーターを前記一方の方向と反対の方向に付勢すると、前記下位当接部と係合する手段と; 前記ナットが前記出力シャフトを前記延び出した位置及び引っ込んだ位置に移動させるようにするため、前記モーターを付勢した後、前記モーターを付勢することなしに、前記ナットを、自動的にその中立位置に移動させるための手段であって、前記中立位置は、前記出力シャフトが前記延び出した位置にある場合は、前記ナットが前記下位当接部に近接した位置であり、前記出力シャフトが前記引っ込んだ位置にある場合は、前記ナットが上部当接部に近接した位置である手段において、 前記出力シャフトが前記引っ込んだ位置にある場合に、前記ナットの前記中立位置が前記出力シャフトの前記上位当接部に近接していることにより、前記出力シャフトが、手動で繰り返し、前記延び出した位置へ移動し前記ギアシャフト及び前記モーターを逆駆動することなしに前記引っ込んだ位置へ戻ることができ、前記出力シャフトが前記延び出した位置にある場合に、前記ナットの前記中立位置が前記下位当接部に近接していることにより、前記出力シャフトが、手動で繰り返し、前記引っ込んだ位置へ移動し前記ギアシャフト及び前記モーターを逆駆動することなしに前記延び出した位置へ戻ることができる手段とを; 備えていることを特徴とするリニアドライブ。
IPC (2件):
E05B 47/00 ,  E05B 65/20

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