特許
J-GLOBAL ID:200903088519199238

差動機構

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 古谷 馨 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-502566
公開番号(公開出願番号):特表平8-500659
出願日: 1994年06月20日
公開日(公表日): 1996年01月23日
要約:
【要約】差動機構(10)は、等しい数の相互に傾斜した表面対(24、25:26、27)からなる起伏のある波形の単一の環状のカム表面(22、23)を各々に有する、軸(X-X)の周囲で回転可能な二つの出力カム部材(16、17)を有する。端面(29、30:32、33)を有する複数のカム従動子(28)が、出力カム部材のカム表面に係合し、この構成は、出力カム部材(22、23)相互の逆方向への回転がカム従動子(28)の軸方向への摺動を生ずるようになっている。少なくとも二つの異なる形式のカム従動子(28)が設けられ、カム従動子の数は傾斜表面対の数の整数倍である。入力部材(11)が従動子(28)を摺動可能に支持すると共に、従動子を出力カム部材に対して周方向へと動かす。油を差動機構内に給送する構成、及び差動機構をロックする構成も開示される。
請求項(抜粋):
相互に傾斜した表面の対(24、25:26、27)からなる起伏のある波形の単一の環状のカム表面(22、23)を各々に有する、軸(X-X)の周囲で回転可能な二つの出力カム部材(16、17)と、該出力カム部材のカム表面に係合する端面(29、30:32、33)を有する複数のカム従動子(28)とからなり、前記出力カム部材(22、23)相互の逆方向への回転がカム従動子(28)の軸方向への摺動を生ずるように構成され、且つ従動子を摺動可能に支持する入力部材(11)が設けられて従動子を出力カム部材に対して周方向へと動かす差動機構において、カム部材(16、17)が同じ数の傾斜表面対(24、25:26、27)を有し、少なくとも二つの異なる形式のカム従動子(28)が設けられ、カム従動子の数が傾斜表面対の数の倍数であり、この倍数が1よりも大きい整数であることを特徴とする差動機構(10)。

前のページに戻る