特許
J-GLOBAL ID:200903088520193332
組織の局部領域を一時的に不動にする方法及び装置
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
社本 一夫 (外5名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-512916
公開番号(公開出願番号):特表平11-511366
出願日: 1996年09月19日
公開日(公表日): 1999年10月05日
要約:
【要約】組織の局部的領域を一時的に不動化するための方法及び装置を提供する。詳細に述べると、本発明は、心臓組織の局部的領域を一時的に不動化することによって、拍動中の心臓のポンプ機能を大幅に損なうことなく、この領域の冠状血管に手術を行うことを可能にするための方法及び装置を提供する。心臓組織の局部的領域は、心臓のこの領域で最小侵入度の手術、即ち、マイクロ手術を行うことができるようにするのに十分な程度に不動化される。本発明は、不動化を行うために吸引装置を使用する。吸引装置は負圧源に連結されている。吸引装置は、一方の表面上に一連の吸引ポートを有する。装置を通して加えられた吸引力により、ポートに吸引力を維持する。装置は、更に、心臓の表面と形態が一致するように形成されている。かくして、装置を心臓の表面上に置き、吸引力を発生すると、吸引力が装置を通って心臓の表面に作用する。更に、吸引装置は、手術用テーブルや胸骨又は肋骨のレトラクタ等の定置の物体に固定されており、即ち不動化されている。かくして、吸引装置に近い心臓の局部的領域は、吸引力が維持されているとき、定置の物体に対して一時的に固定され即ち不動化される。このようにして、心臓自体が拍動している場合でも冠状動脈を不動化でき、そのため、バイパスグラフトを行うことができる。更に、吸引装置は、従来の開胸環境で又は内視鏡等の最小侵入度の環境のいずれでも使用できる。
請求項(抜粋):
組織の領域を一時的に不動化するための装置において、 吸引源と、 吸引ポートに連結された内腔を備えた部材であって、前記吸引ポートは前記部材の平らな第一の表面に沿って位置決めされ、前記内腔は前記吸引源に連結され、前記内腔への吸引力が前記吸引ポートに通される、前記部材と、 前記部材を定置の物体に固定するための手段と、 を有することを特徴とする、前記装置。
IPC (2件):
A61B 19/00 502
, A61B 17/00 320
FI (2件):
A61B 19/00 502
, A61B 17/00 320
引用特許:
審査官引用 (3件)
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特開平1-232945
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特表平7-501247
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特開昭60-012045
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