特許
J-GLOBAL ID:200903088545522098

簡易ステレオ伝送方式

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 武 顕次郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-123444
公開番号(公開出願番号):特開平9-307651
出願日: 1996年05月17日
公開日(公表日): 1997年11月28日
要約:
【要約】【課題】 多人数が参加して遠隔で行うテレビ会議システム等において経済的にステレオ通信を可能とし臨場感の向上を図る。【解決手段】 送信側では、N本のマイク出力を全加算して一括した送信信号とすると同時にどのマイクが唯一“使用中”であるかを検出してこれをサブ情報として上記一括送信信号とまとめて符号化し対地へ伝送する。受信側では、一括信号とサブ情報とを分離し、サブ情報によってM個の出力スピーカチャネルの唯一を駆動することにより、受信側の空間に疑似ステレオ感を醸成する。更に、スピーカから複数マイクにまわり込む、反響成分を除去するためエコーキャンセラーを置く。その時駆動されるスピーカは唯一個であり、またスピーカを起点として複数マイク全加算点までは唯一個の固定した反響路にみえるため適応デジタルフィルタを出力スピーカ対応に1個設けるだけでよい。ADFそのもの、学習アルゴリズム等は従来からのものをそのまま使用することができる。
請求項(抜粋):
双方向全2重通信を用い疑似ステレオ音声により通信を行う簡易ステレオ伝送方式において、送信側に、N(N≧2)個のマイク入力チャネル音声を比較してどれが使用中であるかを検出する使用中検出手段と、N個のマイク入力を全加算してこれを送信音声とし、該送信音声をメイン情報とし、前記使用中検出手段により検出された使用中情報をサブ情報として、両情報を1本の伝送路により符号化伝送する手段とを備え、受信側に、前記メイン情報を復号化して復号化音声を得ると同時に前記サブ情報を分離し、該分離されたサブ情報によりM(M≧2)個のスピーカ出力チャネルの唯一個を有効な状態とする手段と、空間反響路のエコーレプリカを作成するためM個のスピーカ出力チャネル対応にM個の適応デジタルフィルタを有し、該適応デジタルフィルタのそれぞれの出力レプリカを前記マイク入力全加算信号から差し引くエコーキャンセラーとを備えたことを特徴とする簡易ステレオ伝送方式。
IPC (4件):
H04M 3/56 ,  H03H 17/00 601 ,  H04B 3/23 ,  H04N 7/15
FI (4件):
H04M 3/56 C ,  H03H 17/00 601 N ,  H04B 3/23 ,  H04N 7/15

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