特許
J-GLOBAL ID:200903088588913295

ハーモニックドライブ伝動装置および該装置に用いる歯形の形成方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 有我 軍一郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-163445
公開番号(公開出願番号):特開平7-167228
出願日: 1994年07月15日
公開日(公表日): 1995年07月04日
要約:
【要約】【目的】 サーキュラスプラインに対するフレクススプラインの歯の傾きを考慮して両スプラインの歯形を設定することにより、両スプラインの干渉を確実に除去し得るハーモニックドライブ伝動装置を提供することを目的とする。【構成】 ハーモニックドライブ伝動装置において、フレクススプラインは、サーキュラスプラインとの噛合歯の離間距離が径方向で最大となる短軸と、フレクススプラインおよびサーキュラスプラインの噛合歯が最も深く噛合する長軸とを有している。そのフレクススプラインの噛合歯は、ウェーブジェネレータの内方での回転に従って短軸から長軸へと進行するとき歳差運動によって前進および後退する傾き46を生じるが、フレクススプラインの噛合歯およびサーキュラスプラインの噛合歯は、傾き46に対応して基準歯形に対しその歯面の傾きを調節した歯形を有しているので、噛合時における両噛合歯の干渉は回避される。
請求項(抜粋):
入力装置から出力装置に回転運動を伝動するハーモニックドライブ伝動装置であって、噛合歯を有する剛性サーキュラスプラインと、径方向でサーキュラスプラインに隣接する噛合歯を有する可撓性フレクススプラインと、長軸および短軸を有し径方向でサーキュラスプラインに近接するよう配設されるとともに、回転時にフレクススプラインを撓ませてフレクススプラインとサーキュラスプラインの相対回転を生じさせる非円形ウェーブジェネレータと、を備え、前記フレクススプラインが、前記ウェーブジェネレータに応動し得る状態で、前記サーキュラスプラインとの噛合歯の離間距離が径方向で最大となる短軸と、前記フレクススプラインおよびサーキュラスプラインの噛合歯が最も深く噛合する長軸とを有するとともに、前記フレクススプラインの噛合歯が、前記ウェーブジェネレータの内方での回転に従って短軸から長軸へと進行するとき歳差運動によって前進および後退する傾きを生じるものであり、該フレクススプラインの噛合歯および前記サーキュラスプラインの噛合歯が、噛合時における両歯の干渉を避けるよう前記フレクススプラインの噛合歯の傾きに対応して基準歯形に対し歯面の傾きを調節した歯形を有することを特徴とする広範囲接触のハーモニックドライブ伝動装置。
IPC (2件):
F16H 1/32 ,  F16H 55/08
引用特許:
審査官引用 (1件)

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