特許
J-GLOBAL ID:200903088599624716

熱可塑性眼鏡レンズの成形、排出およびディップコーティング

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦 (外4名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-513516
公開番号(公開出願番号):特表2001-503338
出願日: 1996年09月20日
公開日(公表日): 2001年03月13日
要約:
【要約】ロボットによる浸漬硬化被覆に適切な、ばりのない清浄度が改善された熱可塑性眼鏡レンズ(16)のプラスチック射出・圧縮複数空洞成形に関する。射出・圧縮成形工程においては、分割線のばりのない、幅広いさまざまな光パワー・ポリカーボネート処方眼鏡レンズ(16)の組を形成するために、可変体積空洞のあるばね式(25、26)モールド(13、14)が使用される。これらの組は、後の浸漬硬化被膜による完全自動化により統合される、取出しロボット(43、60)へのモールドからの排出で始まる、工程の完全な自動化に特に適した、成形によって作られる設計特徴を持つ。それぞれの組つまりレンズ(16)のある、成形によって作られるタブ(1、3、4)は、特にSCARAタイプのロボット(43、60)による操作に適している。この組み合わせによって、硬化被覆の前の成形レンズの組またはランナー・システムの切削やトリミング、あるいは浸漬硬化被覆の前のFREON TM CFCや水性の清掃プロトコルの使用を必要としなくても、完全に、その中に人間のオペレータがいない1つのクリーンルーム空気エンクロージャ内だけで作られる、微小清潔、硬化被覆済み、組にされた成形済みレンズが生まれる。
請求項(抜粋):
少なくとも1つの成形熱可塑性物品上で分割線ばりを削減するための射出・圧縮成形工程であって、 射出成形機内に取り付けられるモールドセット内で、前記モールドセットのA面とB面の間に形成される分割線上にかけるための手段のプログラム可能制御を行い、射出成形機が前記モールドセットのB面内のエジェクタア・アセンブリを前方または後方に移動するための手段のプログラム可能制御を行い、 少なくとも1つのエッジ・ゲート制御式可変体積モールド空洞を備える前記モールドセットを使用し、前記モールド空洞が、分割線に面する向かい合う組にされたA面インサートとB面インサート上にパーツ形成面を持ち、その場合、可変長の、少なくとも1つの拡張可能かつ圧縮可能な受動的な弾力性のある部材が、事前に設定された機械範囲内で前記モールド空洞の空洞高さ寸法を決定し、弾力性のある部材が、 i)前記モールドセットの第1締付け位置で、長い距離で中庸なばね力を提供するための鋼コイル・ダイ・スプリングと、 ii)前記モールドセットの第2締付け位置で、短い距離で堅いばね力を提供するための積み重ねられたベルビール(Belleville)タイプの鋼ばね座金の、操作組み合わせであり、 射出成形機によりかけられる締付け力が、B面分割線モールド・プレートを分割線に向かって前方に偏らせるために、独自に作用する鋼コイル・ダイ・スプリング力に等しい第1ばね力より少ない場合に、弾力性のある部材長が、前記モールドセットの第1締付け位置での事前に設定された機械的な範囲内での最高となり、 分割線に向かって前方に偏らせるために独自に作用する鋼コイル・ダイ・スプリング力に等しい第1ねじ力より大きい締付け力があるが、B面分割線モールド・プレートを分割線に向かって前方に偏らせるために、鋼ばね座金力とともに作用する鋼コイル・ダイ・スプリングに等しい第2ばね力より小さい締付け力がある場合に、弾力性のある部材長が前記モールドセットの第2締付け位置での中間値となり、 分割線に向かってB面分割線モールド・プレートを前方に偏らせるために、鋼ばね座金力とともに作用する鋼コイル・ダイ・スプリングに等しい第2ばね力より大きい締付け力がある場合に、弾力性のある部材長は、モールドセットの第3付け位置での事前に設定された機械範囲内での最小値となるように、弾力性のある部材が、前記モールドセットのB面分割線モールド・プレートとB面締付けプレートの間に取り付けられ、結合されたばね力をかけて、B面分割線モールド・プレートを分割線に向かって偏らせ、 工程が、 a.)希望される圧縮ストローク長に成形物品の最終厚さを加算した合計に等しい第1空洞高さが求められるように、前記モールドセットの第1締付け位置で、溶解熱可塑性物質がばりを起こさないようにするために、分割線での前記モールド空洞の周辺を実質上閉じることによって、射出が開始する前に、前記モールド空洞を事前に拡大するステップと、 b.)第1ばね力を超えるようにかけられるが、第2ばね力を下回る締付け力を増大させることによって、漸次的に空洞高さを第2締付け位置まで漸次的に削減することによって、射出開始後に、前記モールド空洞を部分的に充填するステップと、 c.)第2ばね力を超えるようにかけられる締付け力を増大させることによって、空洞高さをさらに漸次的に削減し、前記モールドセットの第3締付け位置に到達することによって、前記モールド空洞を完全に充填するステップと、 d.)空洞高さを実質上前記モールドセットの第3の締付け位置で維持することによって、熱可塑性物質の形状が安定するまで、前記モールド空洞内で前記成形物品を冷却するステップと、 e.)締付け力を解放し、分割線に沿ってモールドセットを開放することによって、前記成形物品を排出するステップと、を備える工程。
IPC (6件):
B29C 45/56 ,  B29C 45/40 ,  B29C 45/64 ,  B29C 45/76 ,  B29K 69:00 ,  B29L 11:00
FI (4件):
B29C 45/56 ,  B29C 45/40 ,  B29C 45/64 ,  B29C 45/76
引用特許:
出願人引用 (2件)
  • 特開昭62-268620
  • 特許第3171777号
審査官引用 (1件)
  • 特開昭62-268620

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