特許
J-GLOBAL ID:200903088678768880

ディスクドライブにサーボトラックを書き込むブートストラップ方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山本 秀策
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-293570
公開番号(公開出願番号):特開平8-212735
出願日: 1994年11月28日
公開日(公表日): 1996年08月20日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 高密度のサーボトラックをディスクドライブに、高い精度で書き込むこと。【構成】 ディスクドライブシステム12は、磁気信号を記憶しかつ磁気信号を発生するため磁気感知材料で構成された回転ディスク表面15を持つ回転可能ディスク14と、CPU11の入力に応答して可変速度でディスク14を回転させるスピンドルモータ16と、回転ディスク表面15に磁気信号を書き込み、回転ディスク表面15から磁気信号を読み出す読み出し/書き込みトランスデューサスライダヘッド(スライダヘッド)17と、内側物理半径方向停止限界19および外側物理半径方向停止限界21の間の回転表面14の異なる半径方向位置にスライダヘッド17を位置決めするボイスコイルアクチュエータ18とを有する。
請求項(抜粋):
ディスクドライブデータ磁気記憶システムの回転するディスク表面上の任意の箇所に、該ドライブシステムの構成要素を用いて互いに平行な同心状の磁気信号トラックを書き込む方法であって、該ドライブシステムは、該回転するディスク表面に対する磁気信号の読み出しおよび書き込みを行うための、該回転するディスク表面上をスライドする/浮動する磁気トランスデューサスライダヘッド、該回転するディスク表面に対して半径方向に異なる位置に該スライダヘッドを位置付けるサーボ応答精密アクチュエータ、該精密アクチュエータを起動させる命令信号を与えるサーボ制御器、ディジタル信号中央処理ユニット(CPU)、およびディジタル信号ランダムアクセスメモリ記憶ユニット(RAM)を備えており、該方法は、ディスクがさらに一回転する間に、該回転するディスク表面の軸に対して波線状の境界および湾曲した中央線を有する初期磁気信号トラックを書き込むステップと、該書き込まれたばかりの磁気信号トラックを読み出すステップと、該RAMメモリにおいてディジタル化された位置信号メモリテーブルを作成するステップと、特定のピッチ比だけ減少する該書き込まれたばかりのトラック周辺の複数の標本点のそれぞれから該スライダヘッドによって読み出された信号の振幅を表す初期ディジタル位置信号を該ディジタル化された位置信号メモリテーブルの一行に記憶するステップと、複数のディスク回転の間に該スライダヘッドによって読み出されたディジタル化された位置信号に対して比較を行った該メモリテーブルから得られるターゲットディジタル位置信号を用いて、該書き込まれたばかりのトラックの基準エッジでの磁気信号を読み出すために、該スライダヘッドを該半径方向にサーボ位置決めするステップであって、該ターゲットディジタル位置信号は、(i)各標本点に対して該書き込まれたばかりのトラックの該基準エッジを読み出している該スライダヘッドを用いて位置信号を読み出すこと、(ii)各ディスク回転の間に該複数の標本点のそれぞれに対して該読み出されたばかりの位置信号の該振幅を表すディジタル化された位置信号を生成すること、(iii)該初期ディジタル位置信号を用い、その後は、該メモリテーブルに記憶された各標本点に対して以前にディジタル化された位置信号をコンパイルした和を用いて、該特定の標本点に対して該ディジタル化されたばかりの位置信号を平均化することによって各ディスク回転に対する各標本点のためのターゲットディジタル位置信号を得ること、によって導き出され、該ディジタル化されたばかりの位置信号は、比較信号を生成する各対応する標本点に対して該得られたターゲットディジタル位置信号と比較され、該書き込まれたばかりのトラックの該基準エッジに対する該スライダヘッドの半径方向の位置を維持するための該サーボ応答性アクチュエータを起動させる入力命令サーボ信号を発生させるために、該比較信号は該サーボコントローラへ入力される、ステップと、該書き込まれたばかりのトラックの該基準エッジ上にサーボしながら第二の磁気信号トラックを書き込むステップと、該書き込まれたばかりの第二の磁気信号トラックを用いて第三のトラックを書き込み、同様にして第nの磁気信号トラックを書き込むまで上述したステップを繰り返すステップであって、第二、第三から第nのトラックは互いに平行および同心状であり該特定のピッチ比で重なっている、ステップと、を包含する方法。

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