特許
J-GLOBAL ID:200903088695357133

安定性の向上した可変サイクルガスタービンエンジン

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志賀 富士弥 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-326454
公開番号(公開出願番号):特開平9-177607
出願日: 1996年12月06日
公開日(公表日): 1997年07月11日
要約:
【要約】【課題】 安定性の向上した可変サイクルエンジンを提供する。【解決手段】 可変ガスタービンエンジン(10)は、コアユニット(30)を有しており、このコアニット(30)は、ガイドベーン列(36)と、ハイブリッド段(38)と、を有しており、このハイブリッド段(38)は、さらにロータブレード列(40)と、ステータベーン列(42)と、を有している。上記エンジンは、少なくとも2モードで運転できるようにされており、この2つのモードでは、上記コアユニットへと異なった量の作動媒体空気が導入されている。また、それぞれのモードは、異なった熱力学的サイクルに対応するようになっている。ハイブリッドステータベーン列の複数のベーン(54)は、2段可変とされていて、それぞれの前縁セグメント(140)と、後縁セグメント(146)は、ピッチ角度が別々に可変となっている。
請求項(抜粋):
可変サイクルガスタービンエンジンであって、このガスタービンエンジンは、前記ガスタービンエンジンに作動媒体を導入させるためのエンジンインテークと、中心軸を中心として回転可能であり、かつ、少なくとも一つのファンブレード列を有した前記インテーク下流側にあるファンと、前記ファン下流にあるファンダクトと、前記ファン下流にあり、かつ、前記ファンダクトと平行になったコアユニットと、前記ファンと前記ファンダクトの間の連通を制御しているファンダクトバイパスバルブと、前記コンプレッサ上流にあり、かつ、前記コアユニットと前記ファンダクトの間を選択的に連通させうるコンプレッサバイパスポートと、前記コンプレッサバイパスポートを通して前記作動媒体の流れを制御するためのコンプレッサバイパスバルブと、を有しているものであり、前記コアユニットは、ガイドベーン列と、ロータブレード列及びステータベーン列を備えたハイブリッド段と、少なくとも一つのロータブレード列と、を連続して流れるようにされ、かつ、前記ハイブリッド段のロータブレードと、前記コンプレッサのロータブレードと、がそれぞれ共通の回転速度で上記中心軸を中心として回転可能となったコアコンプレッサを有しており、前記ファンダクトバイパスバルブと、コンプレッサバイパスバルブとは、それぞれが閉位置と、開位置と、を有しており、かつ、前記ガスタービンエンジンは、複数の前記バルブの複数の位置によって決定される少なくとも二つのモードで運転可能とされていて、このうちの一つのモードにおいて前記コアユニットへと導入される前記作動媒体の質量基準の流速が、それとは別のモードにおいて前記コアユニットへと導入される前記作動媒体の質量基準の流速を超えるようにされており、前記ガスタービンエンジンは、前記ハイブリッドステータベーン列のそれぞれのベーンが前縁を備えた前縁セグメントと、後縁を備えた後縁セグメントと、を有しており、さらに、前記前縁セグメントの方向は、前記作動媒体に対する前記前縁の迎え角を規制するために前縁セグメントピッチ角の範囲で調節可能とされており、前記後縁セグメントの方向は、これとは独立して前記ハイブリッドベーン列の前記質量基準の流れ容量を制御するために後縁セグメントピッチ角の範囲内で調節可能となっていることを特徴とする可変サイクルガスタービンエンジン。
IPC (2件):
F02K 3/06 ,  F02C 9/22
FI (3件):
F02K 3/06 ,  F02C 9/22 A ,  F02C 9/22 Z
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開平4-005437
  • 特開平2-223604

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