特許
J-GLOBAL ID:200903088702211573

掘削工事用シミュレーション装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 草野 卓 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-005972
公開番号(公開出願番号):特開平7-210075
出願日: 1994年01月24日
公開日(公表日): 1995年08月11日
要約:
【要約】【目的】 土の固まりが破壊された後の残留強度を考慮して土留め壁の水平変位を現実に近ずけてシミュレーションすることができる掘削工事用シミュレーション装置。【構成】 掘削によって生じる土留め壁の変位を算出する変位演算手段103P、この変位によって掘削面側の土に与えられる根入れ部の土圧を算出する地盤反力算出手段103Q、この根入れ部の土圧と土のピーク強度を比較し土の塑性化を検出する塑性化検出手段103R、塑性化検出時に塑と弾の境界を検出する境界点検出手段103Sと、掘削表面から境界点までの間の土の強度を破壊後の残留強度に置換し、再度土留め壁の変位を算出する地盤強度置換手段103Tとによって構成する。
請求項(抜粋):
A.土留め壁の施工の前に背面側の土質を深さ毎に調査して得られた土質条件を記憶する背面側土質条件記憶手段と、B.上記土留め壁の掘削面側の土質を深さ毎に調査して得られた土質条件を記憶する掘削面側土質条件記憶手段と、C.地盤改良工事施工後の改良地盤の土質条件を記憶する改良地盤土質条件記憶手段と、D.掘削工事の施工順序を記憶する施工順序記憶手段と、E.上記土留め壁の曲げ剛性を記憶する土留め壁曲げ剛性記憶手段と、F.上記土留め壁を支持する切ばりの剛性を記憶する切ばり剛性記憶手段と、G.掘削によって発生する上記土留め壁の水平変位を算出する土留め壁水平変位演算手段と、H.上記土留め壁水平変位演算手段で算出した土留め壁の水平変位が掘削面側の土に与えられることにより発生する反力を算出する地盤反力算出手段と、I.この地盤反力算出手段で算出した地盤反力とピーク強度とを比較し、土の破壊、非破壊を判定する塑性化検出手段と、J.塑性化検出手段が土の破壊を検出することにより起動され、土の破壊と非破壊の境界点を検出する弾塑性境界点検出手段と、K.弾塑性境界点検出手段が検出した境界点と掘削側の地表面との間の土の強度を土の破壊後の残留強度に置換し、再度上記土留め壁水平変位演算手段で土留め壁の変位を算出させる地盤強度置換手段と、L.上記塑性化検出手段で土の非破壊を検出した場合は上記土留め壁水平変位演算手段の演算結果をそのまま記憶し、塑性化検出手段で土の破壊を検出した場合は、上記地盤強度置換手段で置換した土の強度により上記土留め壁水平変位演算手段で再度演算し、その再演算結果を記憶する最終結果記憶手段と、M.土留め壁の応力及び切りばり応力を求め、これを記憶する応力記憶手段と、によって構成したことを特徴とする掘削工事用シュミレーション装置。
IPC (3件):
G09B 9/00 ,  E02D 17/04 ,  G06F 17/00

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