特許
J-GLOBAL ID:200903088711620966

エバポパージシステムの故障診断装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 伊東 忠彦 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-058391
公開番号(公開出願番号):特開平5-256215
出願日: 1992年03月16日
公開日(公表日): 1993年10月05日
要約:
【要約】【目的】 本発明はエバポパージシステムの故障を診断する装置に関し、燃料の蒸発の影響による誤診断を防止する事を目的とする。【構成】 パージ側VSV及びキャニスタ大気孔VSVを所定の制御で開閉させ(ステップ104、105、108、109、115、116、118,127),燃料タンクのタンク内圧を大気圧としたときの(ステップ110)、燃料ベーパの発生によるタンク内圧の変化率Fを算出し(ステップ114)、タンク内圧を所定の負圧に設定したときの(ステップ117)、タンク内圧の変化率Tを算出し(ステップ122)、L=T-Fにより燃料ベーパの影響のない変化率Lを算出し(ステップ123)、この変化率Lが所定の閾値kより大きいと漏れが規定値以上あるから異常と判定して(ステップ124),ウォーニングランプの点灯等を行う(ステップ125、126)構成である。
請求項(抜粋):
燃料タンクからの蒸発燃料をベーパ通路を通してキャニスタ内の吸着剤に吸着させ、所定運転時に該キャニスタ内の吸着燃料をパージ通路を通して内燃機関の吸気通路へパージするエバポパージシステムの故障を診断する装置において、前記燃料タンクから前記パージ通路までの系内の圧力を検出する圧力検出手段と、前記パージ通路を導通又は遮断とする第1の制御弁と、前記キャニスタの大気孔を開閉する第2の制御弁と、該第2の制御弁を閉弁すると共に該第1の制御弁を開弁して、前記吸気通路内の圧力を、前記パージ通路から前記燃料タンクまでの系内に導入した後、該第1の制御弁を閉弁すると共に該第2の制御弁を開弁して、該系内の圧力が大気圧になった時点から、正圧に変化した時の第1の圧力変化率を演算する第1の弁制御演算手段と、前記系内に所定の負圧導入後、前記第1及び第2の制御弁を夫々閉弁して、負圧密閉状態の該系内の第2の圧力変化率を演算する第2の弁制御演算手段と、前記第1及び第2の圧力変化率の差が、所定値以上の時異常であると判定する判定手段とを有することを特徴とするエバポパージシステムの故障診断装置。

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