特許
J-GLOBAL ID:200903088716308774

磁束制御形インバータの制御回路

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山口 巖
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-326222
公開番号(公開出願番号):特開平5-168273
出願日: 1991年12月11日
公開日(公表日): 1993年07月02日
要約:
【要約】【目的】永久磁石式同期電動機を駆動している磁束制御形インバータ電源の電圧低下が短時間の場合はその都度この電動機を停止させずにそのまま運転を継続出来るようにすることにある。【構成】電源電圧が第1所定値以下に低下すれば磁束設定値に1より小さい第1ゲインを乗算し且つ第1加減速度演算手段を介して磁束指令値を緩やかに減少させ、更に直流中間回路電圧が第2所定値以下に低下すればインバータの作動を停止して電動機を自由回転状態にし且つ磁束設定値に1より小さい第2ゲインを乗算した磁束指令値を加算手段に与えて、電動機の運転再開に備えた待機状態にする。この第2ゲインを乗算した磁束指令値は予め定めた当該電動機の起電力に相当した磁束指令値である。ここで電圧低下が短時間で回復すればインバータの運転を再開するが、このときの磁束指令値は第2加減速度演算手段の作用で第2ゲインを乗算した値から元の磁束指令値へ向かって緩やかに回復するものとする。
請求項(抜粋):
交流電源に接続して入力交流を直流に変換する整流器と、この整流器が出力する直流をパルス幅変調制御により可変電圧・可変周波数の交流に変換して永久磁石式同期電動機を駆動するインバータと、これら整流器の直流側とインバータの直流側とを結合している直流中間回路に設けた平滑コンデンサと、前記永久磁石式同期電動機の端子電圧を検出する電動機電圧検出手段と、この電動機電圧から磁束実際値を演算する磁束演算手段と、電圧設定値と周波数設定値とから磁束設定値を演算する磁束設定手段と、この磁束設定値を磁束指令値として前記磁束実際値との偏差を演算する加算手段と、この加算手段が出力する偏差値を零に制御する制御信号を前記インバータのパルス幅変調制御手段に与える磁束調節手段とを備えている磁束制御形インバータの制御回路において、前記交流電源の出力電圧が第1所定値以下に低下したことを検出する交流電圧低下検出手段と、前記磁束設定値をこれよりも低減した第1低減磁束設定値に変換する第1磁束設定値低減手段と、磁束設定値を入力して第1変化速度で変化する磁束指令値を出力する第1加減速度演算手段とを備え、前記交流電圧低下検出手段が電圧低下を検出すれば、前記磁束設定手段が出力する磁束設定値を前記第1磁束設定値低減手段と第1加減速度演算手段とを介して得られる磁束指令値を、従来の磁束指令値の代わりに前記加算手段に与えることを特徴とする磁束制御形インバータの制御回路。
IPC (3件):
H02P 5/408 ,  H02M 7/48 ,  H02P 5/41 302
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭63-171168
  • 特開平3-027792

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