特許
J-GLOBAL ID:200903088730313586

駆動輪用回転支持装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小山 武男 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-361942
公開番号(公開出願番号):特開2003-159908
出願日: 2001年11月28日
公開日(公表日): 2003年06月03日
要約:
【要約】【課題】 ばね下荷重の小さい構造で、組立、分解をし易く、しかも再利用し易い駆動輪用回転支持装置を実現する。【解決手段】 ハブ5bの内周面でスプライン孔15b並びに外径側係止溝46を形成した部分、及び、駆動部材19bの外周面でスプライン軸18b並びに内径側係止溝47を形成した部分を、焼き入れ硬化する。又、これと共に、ナックル9aに設けた支持孔42aに外輪4bを結合した状態で、係合部材50を構成する外径側突出部55の一部を上記支持孔42a内に露出させる。この結果、ハブ5bと駆動部材19b並びに車輪駆動用軸受ユニット3cとナックル9aとの組立、分解をし易くできると共に、再利用もし易くできる。
請求項(抜粋):
懸架装置を構成して車輪を支持する支持部材と、この支持部材に設けられた支持孔の内径側に支持された車輪駆動用軸受ユニットとを備え、このうちの車輪駆動用軸受ユニットは、内周面に複列の外輪軌道を有し、使用時にも回転しない外輪と、車輪を支持する為のフランジを外周面の外端寄り部分に、第一の内輪軌道を直接又は別体の内輪を介して外周面の中間部に、スプライン孔を中心部に、それぞれ設けたハブと、外周面に第二の内輪軌道を有し、このハブの内端部に外嵌した状態でこのハブの内端部を径方向外方に塑性変形させて成るかしめ部により内端面を抑え付けられて上記ハブに固定された内輪と、上記各外輪軌道と上記第一、第二の内輪軌道との間にそれぞれ複数個ずつ転動自在に設けられた転動体と、上記スプライン孔とスプライン係合するスプライン軸を外半部に設けると共に、内半部を等速ジョイントを構成する等速ジョイント用外輪とした駆動部材と、上記ハブの内周面に周方向に設けられた外径側係止部と、上記スプライン軸の外周面に周方向に設けられた内径側係止部と、弾性材製で全体を欠円環状に形成され、この内径側係止部と上記外径側係止部との間に掛け渡された状態で上記スプライン軸が上記スプライン孔から抜け出るのを防止する止め輪とを備えたものであり、上記ハブの内周面で上記外径側係止部並びにスプライン孔を形成した部分と、上記駆動部材の外周面で上記内径側係止部並びに上記スプライン軸を形成した部分とを焼き入れ硬化すると共に、上記ハブの一部でかしめ部を形成する部分は焼き入れ硬化していない駆動輪用回転支持装置に於いて、上記外輪を上記支持孔に内嵌した状態で、この支持孔の内周面に形成した外径側係合部と上記外輪の外周面に形成した内径側係合部とに係合部材を係合させる事により、上記支持部材に対する上記外輪の軸方向変位を阻止しており、この係合部材は、円筒状の主部と、この主部の内端部を径方向外方に折り曲げ形成して成り、支持孔の内端部内周面に形成した外径側係合部と係合する外径側突出部と、上記主部の外端部を径方向内方に折り曲げ形成して成り、外輪の外周面内端寄り部に形成した内径側係合部と係合する内径側突出部とを備えたものであり、このうちの外径側突出部を上記外径側係合部に係合させた状態で、この外径側突出部の一部を上記支持孔内に露出させた事を特徴とする駆動輪用回転支持装置。
IPC (4件):
B60B 35/14 ,  B60B 35/18 ,  F16C 35/06 ,  F16C 35/067
FI (5件):
B60B 35/14 V ,  B60B 35/14 U ,  B60B 35/18 A ,  F16C 35/06 A ,  F16C 35/067
Fターム (6件):
3J017AA01 ,  3J017AA04 ,  3J017BA10 ,  3J017CA01 ,  3J017DA01 ,  3J017DB06

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