特許
J-GLOBAL ID:200903088730602758
電気設備に固有の部分放電電流周波数帯域の測定方法および電気設備の絶縁劣化診断方法
発明者:
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出願人/特許権者:
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代理人 (1件):
小笠原 史朗
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-097224
公開番号(公開出願番号):特開平5-264639
出願日: 1992年03月23日
公開日(公表日): 1993年10月12日
要約:
【要約】【目的】 絶縁劣化診断の対象となる各電気設備ごとに異なることが予想される部分放電電流の固有の周波数帯域を、容易かつ正確に、しかも安価に測定し得る方法を提供する。また、その測定結果を利用して、電気設備の絶縁劣化の進展程度を総合的に診断し得る方法を提供する。【構成】 停止中の電気設備1において、絶縁材料により相互に絶縁された1次側入力端子8と接地線2との間に標準パルスを印加し、絶縁劣化部に発生する部分放電電流信号を接地線2に取り付けた広周波数帯域電流センサ3により計測し、A/D変換波形収録装置4に収録する。さらに、パーソナルコンピュータ5でその信号にFFT処理を施して周波数分析を行い、当該電気設備1における部分放電電流の固有の周波数帯域を求める。そして、この求められた周波数帯域を利用して、停止中または運転中の電気設備の絶縁劣化診断が行われる。
請求項(抜粋):
絶縁劣化診断の対象となる電気設備の接地線に流れる部分放電電流の固有の周波数帯域を測定する方法であって、絶縁劣化診断の対象となる電気設備の運転を停止させてその接地線に広周波数帯域電流センサを取り付け、絶縁材料によって相互に絶縁された前記電気設備の1次側入力端子と接地線との間に標準パルスを印加し、そのとき前記広周波数帯域電流センサによって検出されたノイズを含む部分放電電流信号を一定のサンプリング周期でA/D変換した後、当該サンプリング周期と同一周期で高速フーリエ変換処理を行い、この高速フーリエ変換処理の処理結果から前記電気設備における部分放電電流の固有の周波数帯域を求めることを特徴とする、電気設備に固有の部分放電電流周波数帯域の測定方法。
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