特許
J-GLOBAL ID:200903088755302821

スキャン及びデータ取得方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 矢野 敏雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-184053
公開番号(公開出願番号):特開平11-083764
出願日: 1998年06月30日
公開日(公表日): 1999年03月26日
要約:
【要約】【課題】 再構成処理での最初期の可能な段階での3Dコーンビーム画像の計算上の複雑性を低減し、画像再構成処理の効率を最大にするように、適合的な手法で計算を低減すること。【解決手段】 被検体の3D-CT画像を形成するため、源スキャン軌道に沿った複数位置でのスキャンにより、領域検出器が、各スキャン位置での被検体のシャドウに相応するコーンビーム投影データを取得し、ラドンデリバティブデータが、コーンビーム投影データからの線インテグラル値を処理することによつて計算される。ラドンデリバティブ計算の計算効率を改善するために、ラドンデリバティブデータの計算の際、スキャン位置のそれぞれのシャドウの左右の境界の決定が使われ、決定された境界内の投影データを使ってのみラドンデリバティブデータが計算される。【効果】 正確なコーンビーム再構成アルゴリズムをスピードアップすることができる。
請求項(抜粋):
所定軸線上に半径方向にセンタリングされた視野領域内の被検体の3次元(3D)コンピュータトモグラフィ(CT)画像を形成するためのスキャン及びデータ取得方法において、コーンビーム源からのコーンビームエネルギを、被検体の少なくとも一部分に供給するステップと、源スキャン軌道を前記源によって交差される経路として決めるステップと、前記コーンビーム源を使用して、被検体に対して相対的に可動に配置された前記コーンビーム源と検出器とからなる領域検出器に対して相対的に固定して、前記被検体の周囲をスキャンするステップと、前記源スキャン軌道を、少なくとも一点で前記スキャン軌道を交差し、且つ、前記領域検出器を交差する視野領域を取り囲む所定の幾何学的表面上に複数の間隔を置いて配置されたステージを定義する螺旋経路として特定するステップであって、前記領域検出器は、複数の検出素子を有しており、前記検出素子は、行及び列のアレイに配列され、且つ、所定軸線に対して総体的に平行な方向に沿って十分に延びている高さを有していて、その際、前記螺旋経路の少なくとも2つの連続ステージがそれらの間に間隔を置いて配設されるようにするステップと、前記源スキャン軌道に沿った複数位置をスキャンするステップであって、その際、前記領域検出器の前記検出素子が、それぞれの前記スキャン位置のそれぞれでの前記被検体のシャドウに相応するコーンビーム投影データを得るステップと、前記コーンビーム投影データからの線インテグラル値を処理することによってラドンデリバティブデータを計算するステップと、前記ラドンデリバティブデータを使用して前記被検体の画像を再構成するステップとを有しており、その際、前記ラドンデリバティブデータを計算するステップは、前記スキャン位置のそれぞれに対して前記シャドウの左右の境界を決定するための決定ステップを使用し、前記境界内からの投影データを使用してのみ前記ラドンデリバティブデータを計算することを特徴とするスキャン及びデータ取得方法。
IPC (4件):
G01N 23/04 ,  A61B 6/03 321 ,  A61B 6/03 350 ,  G06T 1/00
FI (4件):
G01N 23/04 ,  A61B 6/03 321 Q ,  A61B 6/03 350 U ,  G06F 15/62 390 B

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