特許
J-GLOBAL ID:200903088760324566

渦巻き状移植片の調製および移植法並びにそのための外科用機器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中村 稔 (外6名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-520995
公開番号(公開出願番号):特表平9-501065
出願日: 1993年09月10日
公開日(公表日): 1997年02月04日
要約:
【要約】被移植体の眼の網膜下領域に移植片を移植する方法であって、同一の型の正常な組織内に存在する場合と同様の構成および細胞極性を維持するように、該ドナー組織から一群の細胞を収穫することにより、該移植片を調製する工程を含む。該一群の細胞はシート-状の形状にあり、かつ実質的に体温において溶解する非-毒性の可撓性組成物を含有する比較的薄い可撓性で柔軟性の担体と組み合わされて、移植片を形成する。該移植片は、該細胞の該構成および極性を損なうことなく巻くことにより渦巻き体(76)を形成するのに十分に可撓性で柔軟性である。この方法は、更に該移植片を巻いて、相互に自由な渦巻き体(76)の渦巻きを有し、後に該渦巻き体(76)の巻き戻しにより実質的にその元のシート-状の形状を回復する工程をも含む。被移植体の眼に該渦巻き体(76)を挿入するための切開部を形成する。該眼の切開部は、巻かれていないシート-状の形状にある該移植片の挿入に必要とされるであろう切開部よりも小さい。まず、該渦巻き体の一端を、該切開部を通して、該被移植体の眼に挿入し、かつ該眼の網膜とその下部の組織との間の位置に移す。該渦巻き体(76)は、その挿入後に、巻き戻されて、該被移植体の眼の該網膜とその下部の組織との間に、シート-状の形状で存在する。次いで、該切開部は閉じられる。
請求項(抜粋):
被移植体の眼の網膜下領域に渦巻き体を移植する方法であって、 被移植体の眼の網膜とその下部の組織との間の位置に、まず渦巻き体の一端を該被移植体の眼に挿入するために、該被移植体の眼に切開部を形成し、該渦巻き体はシート-状の形状をもつ移植可能な物質を含み、該シート-状物質は巻かれて、相互に自由な渦巻きを有し、後に該移植可能な物質の巻き戻しにより実質的にその元のシート-状の形状を回復する、渦巻き体を形成している、 まず該渦巻き体の一端を該被移植体の眼の、該網膜とその下部の組織との間の位置に、該切開部を通して挿入し、 該挿入後に、該渦巻き体を巻き戻して、該被移植体の眼の該網膜とその下部の組織との間の位置に、シート-状の形状で存在させ、かつ 該切開部を閉じる諸工程を含むことを特徴とする上記移植法。
IPC (2件):
A61F 9/007 ,  A61F 2/14
FI (2件):
A61F 9/00 540 ,  A61F 2/14
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開昭58-146346

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