特許
J-GLOBAL ID:200903088761403974

アレーアンテナの制御方法及び制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青山 葆 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-117167
公開番号(公開出願番号):特開平8-316722
出願日: 1995年05月16日
公開日(公表日): 1996年11月29日
要約:
【要約】【目的】 方位センサを用いることなしに到来波の方向に送信ビームを形成し、また、複数の多重波が到来する環境又は受信位相差に位相不確定が生じる場合でも、最大受信波の方向のみに単一の送信主ビームを形成することができるアレーアンテナの制御方法及び制御装置を提供する。【構成】 アレーアンテナの各アンテナ素子でそれぞれ受信された複数の受信信号をそれぞれ共通の局部発振信号を用いて互いに直交する各2つの直交ベースバンド信号に変換し、これに基づいて、各2つのアンテナ素子間の受信位相差を演算し、演算された各2つのアンテナ素子間の受信位相差が-πから+πまでの範囲に限定されているために生ずる位相不確定性を、マルチパス波による受信位相差の乱れの度合いを示す位相しきい値に応じて、受信位相差から除去して補正し、その符号を反転することにより送信位相差に変換し、当該送信位相差でかつ等振幅で送信することにより、最大受信波の方向のみに送信主ビームを形成する。
請求項(抜粋):
所定の配置形状で近接して並置された複数のアンテナ素子からなるアレーアンテナを制御するためのアレーアンテナの制御方法において、上記アレーアンテナの各アンテナ素子でそれぞれ受信された複数の受信信号をそれぞれ共通の局部発振信号を用いて互いに直交する各2つの直交ベースバンド信号に変換し、上記変換された各2つの直交ベースバンド信号に基づいて、所定の基準のアンテナ素子と他の任意のアンテナ素子との間の各2つの受信信号の位相差の余弦値とそれらの各振幅値の積に比例する第1のデータと、上記各2つのアンテナ素子の受信信号の位相差の正弦値とそれらの各振幅値の積に比例する第2のデータとを演算し、上記演算された第1のデータと第2のデータとに基づいて、上記各2つのアンテナ素子間の受信位相差を演算し、上記演算された各2つのアンテナ素子間の受信位相差が-πから+πまでの範囲に限定されているために生ずる位相不確定性を、マルチパス波による受信位相差の乱れの度合いを示す予め決められた位相しきい値に応じて、当該受信位相差から除去するように当該受信位相差を補正し、かつその補正された受信位相差の符号を反転することにより送信位相差に変換し、上記変換された各2つのアンテナ素子間の送信位相差でかつ等振幅で送信信号を上記各アンテナ素子から送信することにより、最大受信波の方向のみに送信主ビームを形成することを特徴とするアレーアンテナの制御方法。
IPC (2件):
H01Q 3/26 ,  H01Q 3/34
FI (2件):
H01Q 3/26 A ,  H01Q 3/34
引用特許:
審査官引用 (5件)
  • 特開平4-273601
  • 特開平3-085927
  • 特開平1-161180
全件表示

前のページに戻る