特許
J-GLOBAL ID:200903088790546075

プラスチックの熱分解油化装置および熱分解油化方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 森本 義弘
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-125610
公開番号(公開出願番号):特開平7-331251
出願日: 1994年06月08日
公開日(公表日): 1995年12月19日
要約:
【要約】【目的】 触媒を使用することなく有用な再生油を製造することができるプラスチックの熱分解油化装置および熱分解油化方法を提供する。【構成】 熱分解槽2のガス出口に凝縮器3を接続し、凝縮温度より高い温度でガス化しているガス成分を、凝縮器3を通過させずに冷却液化させて熱分解槽2に戻して還流させる。このように熱分解槽2と凝縮器3との間で還流を繰り返すことにより、炭化水素が長くつながれたプラスチックの分子を小さく切断して低分子量の炭化水素に変換させる。凝縮温度より高い温度でガス化しているガス成分は凝縮器3を通過しないため、低沸点成分を多く含んで、0°C以下で凝固することのない再生油成分5を、触媒を使用することなく、取り出すことができる。
請求項(抜粋):
熱媒体にて所定の溶融温度に加熱されてプラスチックを溶融する溶融槽と、溶融槽よりも高い熱分解温度に保持されて、溶融槽で溶融された溶融物を熱分解させる熱分解槽と、凝縮用熱交換通路に導かれた熱媒体により熱分解温度よりも低い凝縮温度に保持され、熱分解槽で発生した蒸気状生成物を導いてこの凝縮温度より高い温度でガス化しているガス成分を冷却液化させて熱分解槽に戻す凝縮器と、凝縮器を通った前記凝縮温度以下のガス成分を冷却してガス成分と再生油成分とに分離する冷却器と、凝縮器の凝縮用熱交換通路において熱交換されて加熱された熱媒体を溶融槽の熱媒体経路に循環させる循環経路とを備えたことを特徴とするプラスチックの熱分解油化装置。
IPC (2件):
C10G 1/10 ,  B09B 3/00

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