特許
J-GLOBAL ID:200903088805156716

高温部品冷却穴周壁の補修方法及び補修された高温部品

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦 (外5名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-006290
公開番号(公開出願番号):特開2003-206748
出願日: 2002年01月15日
公開日(公表日): 2003年07月25日
要約:
【要約】【課題】 高温部品冷却穴周壁まわりの損傷欠陥部位を高精度かつ高品質に補修することができる高温部品冷却穴周壁の補修方法及び補修された高温部品を提供する。【解決手段】 高温部品の冷却穴の周壁を研削整形して開先を形成し、高温部品の表面側から裏面側に貫通するように開先内にダミーピンを挿入し、ダミーピンと開先の周壁との間隙にニッケル基合金ろう付け材を充填するとともに、ろう付け材が崩れないように押し固めて成形した後に、成形ろう付け材中からダミーピンを引き抜き、ダミーピン引き抜き跡が貫通孔となる充填成形ろう付け部を形成した後か、又はダミーピンを引き抜く前に、温度1080〜1270°Cに2〜24時間保持する熱処理条件下で前記充填成形ろう付け部を加熱して焼結させるとともに、母材の少なくとも一部を溶融させて充填成形ろう付け部と一体化させ、焼結した充填成形ろう付け部の余剰部分を研削し、貫通孔まわりの周壁を整形する。
請求項(抜粋):
高温で運転されるエネルギ機関に用いられる高温部品を空冷するための冷却穴まわりの損傷部位を補修する方法であって、ニッケル基合金またはコバルト基合金からなる高温部品の冷却穴の周壁を研削整形して開先を形成する工程と、高温部品の表面側から裏面側に貫通するように前記開先内にダミーピンを挿入し、該ダミーピンと前記開先の周壁との間隙にニッケル基合金ろう付け材を充填するとともに、該ろう付け材が崩れないように押し固めて成形する工程と、成形ろう付け材中から前記ダミーピンを引き抜き、前記ダミーピン引き抜き跡が貫通孔となる充填成形ろう付け部を形成した後か、またはダミーピンを引き抜く前に、温度1080〜1270°Cに2〜24時間保持する熱処理条件下で前記充填成形ろう付け部を加熱して焼結させるとともに、母材の少なくとも一部を溶融させて前記充填成形ろう付け部と一体化させる工程と、焼結した前記充填成形ろう付け部の余剰部分を研削し、前記貫通孔まわりの周壁を整形する工程と、を具備することを特徴とする高温部品冷却穴周壁の補修方法。
IPC (3件):
F02C 7/00 ,  B23K 35/30 310 ,  F01D 5/28
FI (4件):
F02C 7/00 D ,  F02C 7/00 C ,  B23K 35/30 310 D ,  F01D 5/28
Fターム (1件):
3G002BA06

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