特許
J-GLOBAL ID:200903088809793672

慣性体反転防止装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 広瀬 和彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-150259
公開番号(公開出願番号):特開平9-310701
出願日: 1996年05月22日
公開日(公表日): 1997年12月02日
要約:
【要約】【課題】 油圧モータの慣性回転が停止した後に油圧モータが反転動作を繰返すのを防止する。【解決手段】 弁ケーシング22とばね室31との間に位置して制御シリンダ37を設け、この制御シリンダ37の油室37D内にパイロット圧を導入し、制御ピストン39を初期位置から移動位置に摺動変位させて設定ばね33の設定長さを変化させることにより、設定ばね33の設定圧を変化させる構成とする。これにより、油圧モータの慣性回転時にシャトル弁40からピストン35に作用するパイロット圧が低い場合でも、ピストン35が設定ばね33に抗してスプール28をストロークエンドに摺動変位させることにより、確実に反転防止弁21を作動させて第1,第2の主管路を連通させ、各主管路間に生じた差圧を高圧側から低圧側に逃がすことができ、油圧モータの反転動作を確実に防止できる。
請求項(抜粋):
油圧源と、該油圧源から圧油が給排されることにより慣性体を駆動する油圧モータと、該油圧モータに第1,第2の主管路を介して接続され、中立位置から切換えられたときに前記油圧源からの圧油を油圧モータに給排させ、中立位置に復帰したときに該油圧モータへの圧油の給排を停止させる方向切換弁と、該方向切換弁と油圧モータとの間に位置して前記第1,第2の主管路間に設けられ、該第1,第2の主管路内の最高圧力を予め設定した第1の圧力値に制限する圧力制御弁と、前記第1,第2の主管路間に配設され、前記油圧モータの慣性回転後に開,閉弁することにより前記第1,第2の主管路間の圧力差を減少させる反転防止弁と、前記方向切換弁と油圧モータとの間に位置して前記第1,第2の主管路間に設けられ、該第1,第2の主管路のうち高圧側の圧力を検出する圧力検出手段と、前記油圧モータの慣性回転時に該圧力検出手段による圧力が前記第1の圧力値よりも低い第2の圧力値を越えたか否かを判定する慣性回転時の圧力判定手段と、該慣性回転時の圧力判定手段による判定結果に基づき前記反転防止弁の開弁圧を変え、該反転防止弁の開,閉弁を制御する弁制御手段とから構成してなる慣性体反転防止装置。
IPC (2件):
F15B 11/00 ,  E02F 9/22
FI (2件):
F15B 11/00 V ,  E02F 9/22 C

前のページに戻る