特許
J-GLOBAL ID:200903088820602749

遊星歯車装置の性能予測方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 横沢 志郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-347698
公開番号(公開出願番号):特開2000-171238
出願日: 1998年12月08日
公開日(公表日): 2000年06月23日
要約:
【要約】【課題】 小バックラッシ遊星歯車装置において、歯車誤差および組立誤差による装置の代表特性への影響を精度良く予測可能な方法を提案すること。【解決手段】 遊星歯車装置の性能予測方法は、小バックラッシ遊星歯車装置について、各歯車は片当たりをしないで軸直角平面内の運動のみを考えた静的な力のつりあいモデルを設定し、本モデルを用いて、各種偏心誤差、歯車の累積ピッチ誤差、遊星軸の位置誤差をシミュレーション条件に入れて、各遊星歯車の荷重配分、角度伝達誤差および太陽歯車の軸直角方向変位といった小バックラッシ遊星歯車装置の各代表特性の計算を行なうものである。この予測方法により得られたシミュレーション結果と実験結果は絶対値、データの形状とも良く一致しており、シミュレーションモデルの妥当性が確認された。すなわち、本発明による予測方法は、各部品精度の測定誤差の影響を考慮しても、各種誤差が各代表特性に及ぼす影響を、良好な精度で表現できることが確認された。
請求項(抜粋):
遊星歯車装置の歯車誤差および組立誤差に基づき、少なくとも、当該遊星歯車装置における各遊星歯車への荷重配分、角度伝達誤差、および太陽歯車の軸直角方向変位を予測する遊星歯車装置の性能予測方法において、前記遊星歯車装置について各歯車が片当たりをしないで軸直角平面内の運動のみを考慮した静的な力のつりあいモデルを設定し、当該遊星歯車の誤差として、少なくとも、太陽歯車の組立時の回転振れと、各遊星歯車の加工時の偏心誤差と、太陽歯車の組立時の偏心誤差と、各遊星歯車の設計位置からの位置偏差と、内歯車の組立時の偏心誤差を採用し、これらの誤差を各かみあい作用線上に換算した各等価かみあい誤差の算出式を決定し、太陽歯車と各遊星歯車の間の歯面荷重の算出式、各遊星歯車と内歯車の間の歯面荷重の算出式、キャリアの回転方向のつりあい式、各遊星歯車の遊星軸回りの回転方向のつりあい式、各遊星歯車の原点回りの回転方向のつりあい式、遊星歯車の半径方向のつりあい式、太陽歯車の正逆回転方向の各つりあい式、キャリアの正逆回転方向の各つりあい式、内歯車の正逆方向の各つりあい式を決定し、前記の各式を解くことにより、太陽歯車の軸直角方向の変位を求めると共に、各遊星歯車への荷重配分を、遊星軸に作用する荷重をキャリア出力換算のトルクとして求め、角度伝達誤差を、太陽歯車の回転各を速比で除した値に対するキャリア回転角の差として求めることを特徴とする遊星歯車装置の性能予測方法。
IPC (2件):
G01B 21/20 102 ,  F16H 1/32
FI (2件):
G01B 21/20 102 Z ,  F16H 1/32 B
Fターム (14件):
2F069AA17 ,  2F069AA21 ,  2F069TT03 ,  2F069TT05 ,  2F069TT07 ,  2F069TT12 ,  3J027FA01 ,  3J027FA18 ,  3J027GB03 ,  3J027GC13 ,  3J027GC22 ,  3J027GD03 ,  3J027GD08 ,  3J027GE30

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