特許
J-GLOBAL ID:200903088833520148

圧縮画像データの抽出方法およびその装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉谷 勉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-016681
公開番号(公開出願番号):特開平10-215366
出願日: 1997年01月30日
公開日(公表日): 1998年08月11日
要約:
【要約】【課題】 可変長符号化方式で圧縮された原画像の符号化データの中から、所望の部分画像の符号化データを効率良く抽出する。【解決手段】 圧縮化過程で使った符号化テーブルを参照することにより、原画像を構成する各ブロックの符号化データの境目を検出する。境目検出された符号化データを基に、各ブロックのDC係数値と、AC係数の開始・終了アドレスを記憶する(S1)。表示器に原画像の縮小画像を映し出し、その画像上で部分画像の領域が指定されると、その領域を含むブロック単位の抽出領域を特定する(S2〜S4)。そして、着目ブロックが抽出領域内に入っているかを判定し、抽出領域内のブロックであれば、ステップS1で記憶した位置情報を基に、原画像の符号化データの中から該当ブロックのAC係数の符号化データを抽出し、そのブロックのDC係数値とともに記憶する。
請求項(抜粋):
可変長符号化方式で圧縮して得られた原画像の符号化データの中から、所望の部分画像の符号化データを抽出する方法であって、(a)原画像の符号化データの先頭から最小符号長に相当するビット数の符号化データを取り出す過程と、(b)前記取り出した符号化データを対象ビットとし、この対象ビットに一致する符号語が、前記原画像を符号化するのに使った符号化テーブル内に存在するか否かを判定する過程と、(c)前記対象ビットに一致する符号語が前記符号化テーブル内に存在しない場合は、前記(a)の過程で取り出した符号化データに続く単位ビットを前記原画像の符号化データの中から取り出し、前記過程(a)で取り出した符号化データと今回取り出した単位ビットとを合体させた符号化データを対象ビットとして、前記(b)の過程を実行させる過程とを、前記一致する符号語が見つかるまで対象ビットのビット数を順に増やして前記(a)〜(c)の過程を実行することにより、原画像の圧縮化過程で処理単位となった処理単位画像に対応する符号化データの境目を検出する符号化データの境目検出過程と、前記処理単位画像の符号化データの境目が検出されるごとに、その処理単位画像の符号化データの開始位置の位置情報と終了位置の位置情報とを記憶する位置情報の記憶過程と、抽出すべき部分画像の領域を指定する領域指定過程と、前記指定された部分画像の領域を含み、複数個の処理単位画像で構成される抽出領域を特定する抽出領域特定過程と、前記記憶過程で得られた原画像の各処理単位画像の位置情報を参照することにより、前記抽出領域特定過程で特定された抽出領域を構成する各処理単位画像について、各々の符号化データの開始位置情報と終了位置情報とを求め、これらの位置情報に基づいて、原画像の符号化データの中から、前記抽出領域を構成する各処理単位画像の符号化データを抽出する符号化データの抽出過程と、を備えたことを特徴とする圧縮画像データの抽出方法。
IPC (3件):
H04N 1/387 ,  H04N 1/41 ,  H04N 7/30
FI (3件):
H04N 1/387 ,  H04N 1/41 B ,  H04N 7/133 Z

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