特許
J-GLOBAL ID:200903088917366926

可変利得増幅回路

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-100848
公開番号(公開出願番号):特開平7-307628
出願日: 1994年05月16日
公開日(公表日): 1995年11月21日
要約:
【要約】【目的】 電流を分流する差動トランジスタ対に表われる非線形性を補償した上で、差動トランジスタ部から発生する雑音成分を低減し、周波数特性の劣化の無い、線形な可変利得増幅回路を提供する。【構成】 電流を分流する差動トランジスタ対を構成する4つのトランジスタのエミッタ端子および非線形補償のための二つのトランジスタのエミッタ端子に一つずつ計六つのダイオードもしくはダイオード列を挿入し、二つの電圧差を電流に変換する回路を接続して可変利得増幅回路を構成する。
請求項(抜粋):
2組の対をなす四つのトランジスタの内、どのトランジスタの三つの端子(コレクタ、ベース、エミッタ各端子)においても、互いに異なるトランジスタどうしの同じ種類の端子間が接続され、そのうち、第1のベース接続の電圧を、第2のベース接続の電圧に対し相対的に上下させることによって、各々エミッタ端子が接続されてなるトランジスタ対の、エミッタ電流の和に対する、各トランジスタのコレクタ電流の分流比を変化するようにした、差動トランジスタ対を形成し、2端子間の入力電圧の差を電流に変換する第1の回路ブロックを設け、該第1の回路ブロックにより、上記二つのエミッタ電流和の少なくとも一方は、上記変換された電流分が増加または減少されるように、上記第1の回路ブロックと上記作動トランジスタ対を接続し、さらに、二つのトランジスタのベース、コレクタ端子をそれぞれ接続してアノードを共通にした二つのダイオードと、2端子間の入力電圧の差を電流に変換する第2の回路ブロックとを設け、上記二つのダイオードのエミッタ端子を、該第2のブロックに接続して、上記二つのダイオードの内、一方のエミッタ電流が上記第2の回路ブロックで変換された電流分だけ増加し、他方のエミッタ電流が上記変換された電流分だけ減少するようにし、さらに、上記二つのダイオードの内、一方のダイオードのエミッタ端子と、上記第1のベース接続とを接続し、かつ、他方のダイオードのエミッタ端子と、上記第2のベース接続とを接続してなる可変利得増幅回路において、上記四つのトランジスタおよび上記二つのダイオードの、各エミッタ端子の直後には、トランジスタのベース、コレクタ端子を接続してなしたダイオードが、1個づつそれぞれ直列に、電流の向きに対して順方向となる向きに挿入されていることを特徴とする可変利得増幅回路。
IPC (3件):
H03G 3/10 ,  H03F 1/32 ,  H03F 3/45

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