特許
J-GLOBAL ID:200903088984700717

油かすの多段階醗酵法及び醗酵有機質肥料

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 古田中 勝彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-258282
公開番号(公開出願番号):特開平5-017275
出願日: 1991年07月04日
公開日(公表日): 1993年01月26日
要約:
【要約】【目的】 現在、市販されている醗酵油かす肥料は醗酵が十分行われていない為、施肥後この未醗酵油かすが分解し油かす特有の不快臭を放ち又肥料自体の表面にカビを生ずる等の欠点を有している。本発明では醗酵・分解を100%行い、不快臭を発せず且つカビの生じない製品を提供することを目的とし、併せて最近の研究によって明らかとなった原料油かすに由来する各種のビタミン、植物ホルモン類の有効化を図った。【構成】 現在市販されている醗酵油かす肥料が、自然醗酵、或いは市販の醗酵菌による単純醗酵によるものであるのに反し、本発明では醗酵を3段階に分け、第1段階では糸状菌、セルロース分解菌による醗酵分解を、第2段階では放線菌その他の菌により主として蛋白質の分解を、第3段階ではpHを調整しつつ醗酵分解を完結させるという方法により且つ第1段階では菌の初期栄養源として糖源を、第2段階においては良質の腐植を添加することを特徴としている。
請求項(抜粋):
油かすなどの有機質原料に糖源並びにその他所要の副原料を加え、糸状菌及び又はセルロース分解菌により、水分40%前後、60°C以下で醗酵分解させる第1工程と、第1工程で得られた醗酵生産物に腐植を加え、納豆菌、枯草菌、放線菌の群から選ばれた一種又は二種以上の菌及び酵母、乳酸菌、光合成細菌の群から選ばれた一種又は二種以上の菌により、水分40%前後、50°C以下で主として蛋白質を分解する第2工程と、pH調整剤によりpHを5〜6に調整しながら醗酵させ、最後にばっ気して水分調整をする第3工程とからなる、油かすなどのような有機質原料の多段階醗酵法。

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