特許
J-GLOBAL ID:200903089001355453

中空式仕口補強材を用いた木製テラス等の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-129244
公開番号(公開出願番号):特開平5-287817
出願日: 1992年04月06日
公開日(公表日): 1993年11月02日
要約:
【要約】【目的】木造の軸組構法の仕口加工は複雑多岐にわたり、高度の技術を必要とする割合に強度は比較的弱い欠点がある。特にテラスやベランダ等における束、土台、柱をほぞと、ほぞ穴だけによる組立てを行ってもぐらついたりしやすいが、それらの欠点をなくするために金具やほお杖等を用いていた。そこで仕口の加工を簡素化し、しかも水平荷重に対して強度を増強し、外観も美しくしようとしたものである。【構成】従来のほぞ穴(2-5)とほぞ(2-2)(2-3)の組合せでは水平荷重に対する強度は大幅に低下していたが、中空式仕口補強材(1-4)を挿入することにより仕口の加工や組立てが容易になり、水平荷重強度は数段に向上し、外観も美しく仕上がるようになった。
請求項(抜粋):
木造の軸組構法による建築物やテラス、ベランダ、塀等においては部材の継ぎ手や仕口の加工は、穴あけや切り欠けと、ほぞによるきん結という凸凹の組合せ、又は雌型と雄型の加工部材の連結が主であるため、そのきん結部の強度が3分の1以下に低下する欠点があった。又、きん結部を補強するために外接金具や、ボールト・ナット、カスガイ等を用いているが、さびが生じたり、美観をそこねたり、強度も十分には得られない欠点があった。これらの欠点をなくするために、第6図のようなテラスを造る場合においては中空式仕口補強材(1-4)が木材の仕口部分に埋設され、外観からは全く見えないばかりでなく、束(1一5)と土台(1-8)(1-10)及び柱(1-1)を接着剤で一体化する方法である。この中空式補強材は束のない木塀や橋のランカン等を作る場合においては土台と柱をきん結するのに用いることもでき、又大断面木造軸組構法における仕口や継ぎ手の補強にも応用することができる。本発明による中空式補強材の形状は使用目的に合せて多角形又は円形等にするほか、その材料は木材の強度を上回る材質のものとする。
IPC (6件):
E04B 1/58 505 ,  E04B 1/00 ,  E04B 1/26 ,  E04B 1/48 ,  E04B 1/58 507 ,  E04F 11/18
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開平3-176529

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