特許
J-GLOBAL ID:200903089042320664

歯を精密加工する方法及び工作機械

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中平 治
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-139269
公開番号(公開出願番号):特開平7-051936
出願日: 1994年05月19日
公開日(公表日): 1995年02月28日
要約:
【要約】【目的】 工作機械で歯を精密加工する際,歯の誤差特に合計ピツチ誤差をなくす。【構成】 工作機械で歯を精密加工する際,加工すべき歯車1をその回転軸線2の周りに回転させ,かつ回転軸線4の周りに回転する研削工具3に係合させ,それにより歯車1の加工すべき歯面にある研削屑を除去し,歯車1の回転軸線2の回転運動と研削工具3の回転軸線4の回転運動とを電子的に連結する。本発明によれば,加工の前に,一方の回転軸線を駆動し,他方の回転軸線を負荷なしに一緒に回転させることによつて,工作物としての歯車1に存在する歯切り誤差の測定を機械においてまず行う。続く加工過程において,工作物回転軸線2及び工具回転軸線4の電子的連結の際,誤差値を′′対抗′′させることにより,求められた誤差を考慮する。
請求項(抜粋):
工作機械で歯を精密加工する際,加工すべき歯車(1)をその回転軸線(2)の周りに回転させ,かつ回転軸線(4)の周りに回転する研削工具(3)に係合させ,それにより歯車(1)の加工すべき歯面にある研削屑を除去し,歯車(1)の回転軸線(2)の回転運動と研削工具(3)の回転軸線(4)の回転運動とを電子的に連結する精密加工方法において,加工を次の動作段階で行うa)(i) 歯車(1)をその回転軸線(2)の周りに少なくとも1つの完全な回転だけ回転させ,(ii) その際歯車(1)を研削工具(3)に係合させ,(iii)研削工具(3)を歯車(1)の歯面に接触させながら負荷なしに一緒に回転させ,(iv) 歯車(1)の完全な回転にわたつて,歯切り誤差の存在のため歯車(1)と研削工具(3)との間に生ずる理想回転からの回転偏差を測定しかつ記憶し,b)(i) 歯車(1)を研削工具(3)で加工し,(ii) その際歯車(1)の回転軸線(2)の回転運動と研削工具(3)の回転軸線(4)の回転運動とを電子的に連結し,(iii)両方の回転軸線(2,4)の回転運動を連結する際,電子制御装置により,動作段階a)において測定されかつ記憶される回転偏差を考慮して,制御すべき回転軸線の角度位置の目標値規定の際,これらの回転偏差を逆の符号で加算することを特徴とする,歯を精密加工する方法。
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開平4-189418

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