特許
J-GLOBAL ID:200903089050205378

シールドトンネル用の楔式セグメント継手

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山下 賢二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-219317
公開番号(公開出願番号):特開平10-068294
出願日: 1996年07月05日
公開日(公表日): 1998年03月10日
要約:
【要約】【課題】シールドトンネル用のセグメント同志を自動的にすばやく連結作業でき、しかもその連結状態の引張り耐力や曲げ耐力に富む高剛性の楔式セグメント継手を提供する。【解決手段】一方のセグメント(S1)に埋設された雌金具(A)のインナーコレットチャック(14a)〜(14d)内へ、他方のセグメント(S2)に埋設された雄金具(B)のスタッドボルト(25)を差し込みさえすれば、そのボルト(25)の突出先端部をなす拡張アンカー(33)が、雌金具(A)のセンターピン(13)により押し開き拡張されて、上記チャック(14a)〜(14d)の内周面に刻設されている逆止爪(22)へ咬み付くことにより、両セグメント(S1)(S2)の接合端面(a)(b)同志を離脱不能な施錠状態に連結一体化するように定めた。
請求項(抜粋):
一方のセグメント(S1)における接合端面(a)へ埋設された雌金具(A)と、他方のセグメント(S2)における接合端面(b)へ対応的に埋設された雄金具(B)との一組から成り、上記雄金具(B)を一定長さ(L4)のベーススリーブ(23)と、その中空内部へ基端部が螺合締結状態に植え込まれることにより、先端部がセグメント(S2)の接合端面(b)から突出するスタッドボルト(25)とから形作り、そのスタッドボルト(25)の突出先端部を一定深さ(L6)だけ中空状態に穿孔すると共に、拡張用の割溝(34)を付与することにより、拡張アンカー(33)として設定する一方、上記雌金具(A)をスタッドボルト(25)の突出長さとほぼ対応する一定長さ(L1)のアウタースリーブ(11)と、上記拡張アンカー(33)の穿孔深さ(L6)とほぼ対応する一定長さ(L2)の先細り円錐型として、そのアウタースリーブ(11)の中空内部に固定設置されたセンターピン(13)と、そのセンターピン(13)を包囲する複数個の放射対称分割型として、同じくアウタースリーブ(11)の中空内部へ遊合状態に嵌め込みセットされたインナーコレットチャック(14a)(14b)(14c)(14d)とから形作り、そのインナーコレットチャック(14a)〜(14d)の内周面に楔作用する逆止爪(22)を刻設して、上記雄金具(B)のスタッドボルト(25)を雌金具(A)のインナーコレットチャック(14a)〜(14d)内へ差し込みさえすれば、その拡張アンカー(33)が上記センターピン(13)により徐々に押し開き拡張されて、インナーコレットチャック(14a)〜(14d)の逆止爪(22)に咬み付く如く塑性変形することにより、両セグメント(S1)(S2)の接合端面(a)(b)同志を離脱不能な施錠状態に連結一体化するように定めたことを特徴とするシールドトンネル用の楔式セグメント継手。
IPC (2件):
E21D 11/04 ,  E21D 11/08
FI (2件):
E21D 11/04 A ,  E21D 11/08

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