特許
J-GLOBAL ID:200903089065470590

搬送波再生回路

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 井桁 貞一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-245333
公開番号(公開出願番号):特開平6-097970
出願日: 1992年09月16日
公開日(公表日): 1994年04月08日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 ベースバンドPLLを使用した搬送波再生回路におけるPLLの位相同期の状態への引込み時間を短縮する。【構成】 位相検波器1と其の出力位相を周波数逓倍して変調波成分を除去する回路2と其の後の搬送波成分の出力位相を外部からの通過帯域制御の係数β,αとの各乗算の後に低域フィルタを通し雑音除去と位相誤差の蓄積とを行うループフィルタ4と直交成分I,Qのデータに変換するディジタルVCOに相当する積分回路5から成る。変調波成分除去回路2により入力の 2n 相 PSK変調波から変調波成分を除去した後の搬送波成分の出力位相を微分して周波数誤差成分を抽出する(スイッチSW1でAを選択する)微分回路3を具え、ループフィルタ4がその抽出した周波数誤差成分を最小とする(スイッチSW2 でAを選択する)AFC機能を行う。
請求項(抜粋):
入力の 2n 相 PSK変調波から其の直交成分I,Q の位相角θに比例したベースバンドの信号と位相誤差とを出力する位相検波器(1) と其の出力位相を周波数逓倍などして変調波成分を除去する回路(2) と其の変調波成分を除去した後の搬送波成分の出力位相を外部からの通過帯域制御の係数β,αとの各乗算の後に完全積分型の低域フィルタを通すことにより雑音除去と位相誤差の蓄積とを行うループフィルタ(4) と其の出力を必要ならば外部のオフセット用データと加算して PLLループへの引込み範囲の縮小を防いだ後に直交成分I,Qのデータに変換するディジタルVCOに相当する積分回路(5) とから成り、該積分回路( 5)の出力でありディジタルの再生搬送波であるデータI,Qを前記位相検波器(1) の出力に加算し其の加算出力を識別して出力データとする復調部の搬送波再生回路において、前記変調波成分除去回路(2) により入力の 2n 相 PSK変調波から変調波成分を除去した後の搬送波成分の出力位相を微分して周波数誤差成分を抽出する(スイッチSW1でAを選択する)微分回路(3) を具え、前記ループフィルタ(4) が其の抽出した周波数誤差成分を最小とする(スイッチSW2 でAを選択する)AFC機能を持つことを特徴とした搬送波再生回路。

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