特許
J-GLOBAL ID:200903089092129930

表面増強ラマン散乱測定による分析方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 池内 寛幸 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-031743
公開番号(公開出願番号):特開平9-222395
出願日: 1996年02月20日
公開日(公表日): 1997年08月26日
要約:
【要約】【課題】 表面増強ラマン散乱を増幅することにより高感度の分析方法を提供する。【解決手段】 第1の特異的結合物質である抗体1を、固相7に固定する。そして、抗体1に対し、被分析物質である抗原8を添加し、抗体1に結合させる。そして、ラマン活性物質生成酵素3を備えた第2の特異的結合物質である抗体2を添加し、抗原8に結合させ、前記三者の複合体を形成する。そして、前記複合体の形成に関与しなかった抗体2をB/F分離して除去する。ついで、前記複合体に対し、ラマン活性物質生成基質4を添加して酵素反応によりラマン活性物質(生成物)5を生じさせる。そして、このラマン活性物質を銀コロイド粒子等のSERS化基質6で吸着により捕捉する。この状態で、前記ラマン活性物質(生成物)5に対し励起光を照射し、表面増強ラマン散乱光を測定する。
請求項(抜粋):
第1の特異的結合物質と、ラマン活性物質生成酵素を備えた第2の特異的結合物質と、被分析物質とを結合反応させて、前記三者の複合体を形成し、この複合体と前記複合体の形成に関与しない前記第2の特異的結合物質とを分離した後、前記複合体に対しラマン活性物質生成基質を供給して前記第2の特異的結合物質の前記酵素と反応させ、ついで生成したラマン活性物質を表面増強ラマン散乱生起基質に捕捉し、この状態で前記ラマン活性物質に対し励起光を照射し、発生する表面増強ラマン散乱を測定する分析方法。

前のページに戻る