特許
J-GLOBAL ID:200903089102355250

溶接継手部の脆性破壊伝播停止性能の優れた溶接構造用厚鋼板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 秋沢 政光 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-238594
公開番号(公開出願番号):特開平8-120338
出願日: 1994年09月07日
公開日(公表日): 1996年05月14日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、構造物の溶接継手部の脆性破壊伝播停止性能の優れた溶接構造用厚鋼板を、経済的に製造する方法を提供する。【構成】 所定成分の連続鋳造鋳片をAr3点以上の温度に加熱し、圧下率50%以上の熱間圧延をオーステナイトの未再結晶温度域で行い、且つ、Ar3点未満の二相域で引き続き圧下率50%以上の圧延を行って、650°C以上で圧延を終了した後、600°C以上から5°C/s以上の冷却速度で、400°C以上の温度まで冷却する溶接構造用厚鋼板の製造方法である。【効果】 コストを抑制し、溶接性,継手靱性を損なう事なく、溶接継手部の脆性破壊伝播停止性能の優れた溶接構造用厚鋼板を得ることができる。
請求項(抜粋):
重量%で、C :0.05〜0.20%,Si:0.05〜1.0%,Mn:0.5〜1.6%,Al:0.001〜0.20%,Ni:0.3〜1.9%,Nb:0.005〜0.030%,Ti:0.005〜0.030%、且つ、残部がFe及び不可避的成分よりなり、炭素当量:Ceq=〔C〕+(〔Si〕/24)+(〔Mn〕/6)+(〔Ni〕/40)が0.42重量%以下の溶接構造用鋼を連続鋳造後、Ar3点以上の温度に加熱し、圧下率50%以上の熱間圧延をオーステナイトの未再結晶温度域で行い、且つ、Ar3点未満の二相域で引き続き圧下率50%以上の圧延を行って、650°C以上で圧延を終了した後、600°C以上から、5°C/s以上の冷却速度で400°C以上の温度まで冷却することを特徴とする溶接継手部の脆性破壊伝播停止性能の優れた溶接構造用厚鋼板の製造方法。
IPC (4件):
C21D 8/02 ,  B21B 3/00 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/14
引用特許:
審査官引用 (3件)

前のページに戻る