特許
J-GLOBAL ID:200903089110605656
既設構造物への免震装置の設置方法およびそれに用いる免震装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
柳田 良徳 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-272600
公開番号(公開出願番号):特開平10-115104
出願日: 1996年10月15日
公開日(公表日): 1998年05月06日
要約:
【要約】【課題】 施工後にもスペースの有効利用を妨げることなく、また上下方向の引張力が作用しても免震装置が破損することなく、さらには施工を容易かつ低コストで行うことのできる既設構造物への免震装置の設置方法およびそれに用いる免震装置を提供することを課題とする。【解決手段】 所定階の柱2の周囲にサポート21を設けた後、柱2を切断し、次いで、切断した部分の上方の柱2Aと下方の柱2Bとにキャップ5,5を取り付け、この後に免震装置本体6を挿入設置する構成とした。このとき、免震装置本体6には、予め、水平方向の変位を拘束する拘束部材7を取り付けておくようにし、ビル1の全ての柱2に免震装置Aの設置が完了した後に、拘束部材7を取り除く構成とした。またキャップ5を、切断面を覆う平板状のプレート部8と、柱2の側面を覆う筒状の筒部9とからなる構成とした。
請求項(抜粋):
既設構造物に免震装置を設置する方法であって、まず前記免震装置を設置すべき柱の周囲に、該柱に作用する鉛直軸力を支持するための仮設柱を設けた後、前記免震装置を設置すべき位置で前記柱を切断し、次いで、該柱を切断した部分に、水平方向の相対変位を減衰する免震装置を挿入してこれを上下の前記柱に固定する構成とし、前記免震装置には、予め、水平方向の変位を拘束する拘束部材を取り付けておき、前記既設構造物の予め定めておいた全ての柱への前記免震装置の設置が完了した後に、前記各免震装置の前記拘束部材を取り除くことを特徴とする既設構造物への免震装置の設置方法。
IPC (2件):
FI (2件):
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