特許
J-GLOBAL ID:200903089118656888

ジルコニウム同位体のクロマトグラフィー分離方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 加藤 紘一郎 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-124963
公開番号(公開出願番号):特開平6-023237
出願日: 1991年04月26日
公開日(公表日): 1994年02月01日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、連続クロマトグラフィー技術を利用することによって溶媒抽出よりも能率的にジルコニウム同位体を分離する方法を提供する。【構成】 本発明によると、クロマトグラフの固定相として作用する陽イオン交換樹脂上にジルコニウムのイオン化合物の水溶液を充填し、移動相である酸水溶液でこの化合物を溶出し、各同位体が濃縮した別個の溶出体積部を回収することにより、ジルコニウム同位体がそれぞれ部分的にまた完全に分離される。好ましい実施例の溶離剤は塩酸のような強い鉱酸、クロマトグラフは連続環状クロマトグラフのような、定常状態で連続して行うことができるタイプである。
請求項(抜粋):
低断面積同位体の濃度を高め、高断面積同位体の濃度を低下させることによって熱中性子断面積の小さいジルコニウムを得るための商業的製法において、高断面積同位体の分布が所望以上に高いイオンジルコニウム化合物の溶液を、陽イオン交換樹脂を固定相として使用して連続定常クロマトグラフィー処理することにより、一方がジルコニウム90が濃縮され、もう一方がジルコニウム94が濃縮された少なくとも2つの生成物画分を回収することを特徴とする熱中性子断面積の小さいジルコニウムの商業的製法。

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