特許

J-GLOBAL ID：200903089161224983

電磁波フィルタ

発明者： 安崎 俊明 ,  荻野 悦男 ,  國定 照男
出願人/特許権者： 日本板硝子株式会社
代理人 (1件)： 大野 精市
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平10-106610
公開番号（公開出願番号）：特開平11-307987
出願日： 1998年04月16日
公開日（公表日）： 1999年11月05日
要約：

【要約】【課題】 プラズマディスプレイパネルが画像を表示しているとき、プラズマ放電により放射される近赤外線により、パネル周辺にある電気製品のリモコンスイッチが誤動作をするという現象が発生していた。この誤動作を防止させるために、プラズマディスプレイパネル前面に設けられる電磁波フイルタとして、誤動作を確実に防止する近赤外線域の波長を効率よく遮断し、かつ、光透過性が高いものはなかった。【解決手段】 ガラス基板上に、屈折率が1.6〜2.8の誘電体層と0.1原子%以上0.5原子%未満のパラジウムを含有する銀層とを、この順に交互に積層した7層の積層体からなる電磁波遮断膜を被覆し、電磁波遮断膜の銀層の厚みを5〜25nm、シート抵抗を3Ω/□以下とすることにより、波長850nmにおける近赤外線透過率を20%以下とする。そしてこの電磁波遮断膜にPETフイルムを粘着材により貼り付ける。

請求項（抜粋）：

透明基板の一方の面に透光性の電磁波遮断膜が被覆された電磁波遮断板と、前記電磁波遮断膜の面に貼られた樹脂フィルムの保護膜とを含む電磁波フィルタであって、前記電磁波遮断膜を、透明基板側から550nmの波長における屈折率が1.6〜2.8の誘電体層と銀主成分層とをこの順に交互に積層した7層の積層体とし、銀主成分層を銀に対して0.1原子%以上0.5原子%未満のパラジウムを含有させたものとし、かつ、その各層の厚みを5〜25nmとすることにより、前記電磁波遮断膜のシート抵抗を3Ω/□以下とし、かつ、波長850nmにおける近赤外線透過率を20%以下としたことを特徴とするプラズマディスプレイパネル用の電磁波フィルタ。

IPC (6件)：

H05K 9/00 ,  G09F 9/00 307 ,  G09F 9/00 309 ,  G09F 9/00 318 ,  G12B 17/04 ,  H01J 11/02

FI (6件)：

H05K 9/00 V ,  G09F 9/00 307 Z ,  G09F 9/00 309 A ,  G09F 9/00 318 Z ,  G12B 17/04 ,  H01J 11/02 E