特許
J-GLOBAL ID:200903089169836180

静圧形ノンコンタクトガスシール

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉本 丈夫 (外1名)
公報種別:再公表公報
出願番号(国際出願番号):JP1997004279
公開番号(公開出願番号):WO1999-027281
出願日: 1997年11月21日
公開日(公表日): 1999年06月03日
要約:
【要約】本発明の静圧型ノンコンタクトガスシールにあっては、第二Oリング(62)が接触する静止密封環(4)の第二外周部分(42)の直径(d2)を、第一Oリング(61)が接触する静止密封環(4)の第一外周部分(41)の直径(d1)より小さくしたことで、第一密閉空間(71)に供給されたシールガス(8)の圧力は、静止密封環(4)に回転密封環(2)方向への押圧力を付与する。第二密閉空間(72)は背圧導入路(45)により機内領域(F)に連通されており、第二密閉空間(72)における機内ガス圧力を静止密封環(4)に背圧として作用させる。
請求項(抜粋):
円筒状のケース内筒部とこれを同心状に囲繞する円形のケース内周部とこれら両部間を連結する環状のケース壁部とを有するシールケースと、 ケース内筒部を同心状に貫通する回転軸に固定された回転密封環と、外周部を軸線方向において所定間隔を隔てて並列する第一及び第二Oリングを介してケース内周部に保持させると共に内周部を第三Oリングを介してケース内筒部に保持させることにより、シールケースに回転密封環に対向する状態で軸線方向に移動可能に保持された静止密封環であって、第二Oリングの内周部が接触する第二外周部分の直径を、第二Oリングより回転密封環寄りに位置する第一Oリングの内周部が接触する第一外周部分の直径より小さくしてある静止密封環と、 静止密封環とケース壁部との間に介装されており、静止密封環を回転密封環へと押圧附勢するスプリングと、 両密封環の対向端部に夫々形成された、内外径を同一とする回転側密封端面及び静止側密封端面と、 静止密封環の密封端面である静止側密封端面に形成されており、静止側密封端面と同心の環状をなして並列する複数の静圧発生溝と、 ケース内周部と静止密封環の外周部との間に形成された環状空間であって、第一及び第二Oリングによりシールされた第一密閉空間と、 ケース壁部と静止密封環の背面部との間に形成された環状空間であって、第二及び第三Oリングによりシールされた第二密閉空間と、 シールケース及び静止密封環に形成されており、両密封端面の外周側の被密封流体領域における圧力よりも高圧のシールガスを第一密閉空間を介して静圧発生溝に供給する一連のシールガス供給路と、 被密封流体領域と第二密閉空間とを連通する背圧導入路と、を具備することを特徴とする静止形ノンコンタクトガスシール。
IPC (1件):
F16J 15/34

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