特許
J-GLOBAL ID:200903089173936091

電荷制御剤としての金属カルボキシレ-ト及びスルホネ-トの使用

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 川口 義雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-230758
公開番号(公開出願番号):特開2000-066453
出願日: 1999年08月17日
公開日(公表日): 2000年03月03日
要約:
【要約】【課題】 電荷制御剤としての金属カルボキシレート及びスルホネートの使用。【解決手段】 電子写真用トナー及び現像剤中の電荷制御剤として、粉末塗料材料及びエレクトレット材料中の電荷向上剤として並びに静電分離法において金属カルボキシレート及び金属スルホネートを使用する。
請求項(抜粋):
電子写真用トナー及び現像剤中の電荷制御剤として、粉末塗料材料、エレクトレット材料中の電荷向上剤として、並びに静電分離法における金属カルボキシレート及び金属スルホネートの使用であって、A1が、a)式(I)〜(VIII)の酸、【化1】[式中、R1は炭素原子数1〜18の直鎖又は分枝鎖アルキル基であり、R2とR3は同一又は異なり、水素、C1-C8アルキル、(C1-C18)ヒドロキシアルキレン、C6-C10アリール、ヘテロアリール、ニトロ、シアノ、フルオロ、クロロ、ブロモ又はC1-C4アシルであり、アリールとヘテロアリールはカルボキシル、ヒドロキシル、C1-C4アルコキシ、C1-C4アルキル、C1-C4アシル、ハロゲン、ヒドロキシ(C1-C4)アルキル及びアミノの1〜3個の基で置換されていてもよい]【化2】【化3】【化4】[式中、R4、R5及びR6は同一又は異なり、水素、C1-C8アルキル、(C1-C18)ヒドロキシアルキレン、C6-C10リール、ヘテロアリール、ニトロ、シアノ、フルオロ、クロロ、ブロモ又はC1-C4アシルであり、アリールとヘテロアリールはカルボキシル、ヒドロキシル、C1-C4アルコキシ、C1-C4アルキル、ハロゲン、ヒドロキシ(C1-C4)アルキル及びアミノの1〜3個の基で置換されていてもよく、mは1、2又は3であり、nは0、1又は2である]b)ヘテロ芳香族モノ又はジカルボン酸、c)ポリ(スチレンスルホン酸)、ポリ(アクリル酸)、ポリ(メタクリル酸)、ポリ(マレイン酸)、ポリ(アネトールスルホン酸)、ポリ(イタコン酸)、ポリ(硫酸ビニル)、ポリ(ビニルスルホン酸)、ポリ(アクリル酸-コ-マレイン酸)、ポリ(スチレンスルホン酸-コ-マレイン酸)、ポリ(エチレン-コ-アクリル酸)、ヘクトライト、ベントナイト、アルギン酸、ペクチン酸、κ-、λ-及びι-カラギーナン、キサンタン、アラビアゴム、デキストラン硫酸、カルボキシメチルデキストラン、カルボキシメチルセルロース、セルロース硫酸、澱粉硫酸、リグノスルホネート、カラヤゴム;ポリガラクツロン酸、ポリグルクロン酸、ポリグルロン酸、ポリマンヌロン酸及びそのコポリマー、コンドロイチン硫酸、ヘパリン、ヘパラン硫酸、ヒアルロン酸、デルマタン硫酸、ケラタン硫酸;並びに以下の官能基即ちカルボキシメチル及びカルボキシエチル、カルボキシプロピル、2-カルボキシビニル、2-ヒドロキシ-3-カルボキシプロピル、1,3-ジカルボキシイソプロピル、スルホメチル、2-スルホエチル、3-スルホプロピル、4-スルホブチル、5-スルホペンチル、2-ヒドロキシ-3-スルホプロピル、2,2-ジスルホエチル、2-カルボキシ-2-スルホエチル、マレイン酸、コハク酸、フタル酸、グルタル酸、芳香族及び脂肪族ジカルボン酸、キサントゲン酸、硫酸、リン酸、2,3-ジカルボキシ、N,N-ジ(ホスファトメチル)アミノエチル、N-アルキル-N-ホスファトメチルアミノエチルをもち、場合により更にメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、2-ヒドロキシエチル、2-ヒドロキシプロピル及び2-ヒドロキシブチル基等の非官能基も含んでいてもよい澱粉、アミロース、アミロペクチン、セルロース、グアラン、アラビアゴム、カラヤガム、グアーガム、プルラン、キサンタン、デキストラン、カードラン、ゲラン、カルビン、アガロース、キチン及びキトサンの誘導体と(C2-C18)脂肪族カルボン酸とのエステルから構成される群から選択される式(X):【化5】[式中、n=5〜5×105であり、R1、X、A及びYは各々同一又は異なり、R1=H又はCH3、X=O又はNH、A=直鎖又は分枝鎖(C1-C18)アルキレン又はアリーレン(例えばフェニレン又はナフチレン)、Y=SO3、COO、N+R32-A-COO、N+R32-A-SO3-、N+R32-A-PO(OH)O-であり、R3=C1-C8アルキルである]のポリアニオン形成化合物、及び上記化合物のモノマーと種々の組成の下記モノマー即ちアクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸アルキル(C1-C18)エステル、メタクリル酸アルキル(C1-C18)エステル、グリシジルメタクリレート、アクリルアミド、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、エチレン、スチレン、α-メチルスチレン、スチレンスルホン酸、ブタジエン、ブテン、イソプレン、塩化ビニル、プロピレン、無水マレイン酸、マレイン酸、マレイン酸モノアルキル(C1-C18)又はジアルキル(C1-C18)エステル、アルキル(C1-C18)ビニルエーテル、ビニルアルコール、酢酸ビニル、ビニルブチラール、ビニルイミダゾール、N-ビニル-2-カプロラクタム、N-ビニルピロリドン、モノ又はジアルキル化(C1-C30)N-ビニルピロリドン、ビニルスルホン酸、ジアリルジメチルアンモニウムクロリド、塩化ビニリデン、ポリ(エチレングリコール)メタクリレート、ポリ(エチレングリコール)アクリレートの1種以上から構成されるコポリマー、d)カルボキシル及び/又はスルホ含有ポリエステルであり、A2が式(I)〜(VIII)の酸、式(IX):【化6】(式中、R4及びR5は上記と同義である)の酸、又はヘテロ芳香族モノもしくはジカルボン酸であるとき、前記金属カルボキシレート及び金属スルホネートが水性アルカリ媒体中で酸A1と酸A2を反応させるか、酸A1と酸A2のアルカリ金属塩を水溶性金属塩と反応させるか、c)又はd)に定義した酸A1を式(I)〜(IX)の酸A2[但し、R1〜R6は上記意味に加え、(C1-C18)アルコキシ、ヒドロキシル、アミノ、(C1-C18)アルキルアミノ、ジ(C1-C18)アルキルアミノ、(C1-C18)アルキレン-NR7R8であり、R7及びR8は水素又はC1-C8アルキルである]と反応させることにより製造され、金属のカチオンが2価又は3価である前記使用。

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