特許
J-GLOBAL ID:200903089267029195

多層焼結体の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-334033
公開番号(公開出願番号):特開平9-143512
出願日: 1995年11月29日
公開日(公表日): 1997年06月03日
要約:
【要約】【課題】 少なくとも隣接層が異なる成分からなる同一焼成条件で緻密化可能な多層焼結体に於いて、反りや剥離の無い多層焼結体を製造する方法を提供する。【解決手段】 構成各成分層の未焼成加圧成形体から焼結体に対する焼成収縮率が同一若しくは殆ど同じとなるような成形圧で加圧成形した多層成形体を作製し、これを焼結する。
請求項(抜粋):
同一温度及び雰囲気の焼成条件で緻密化焼結可能な、少なくとも隣接する層が異なる成分の層からなる以外は層の構成順序を無視して良い多層焼結体において、予め多層焼結体を構成する各層の成分に対応する各原料粉末を用いて、同一の成形圧によって加圧成形を行い各成分毎の成形体を個々に作製し、この各成形体を前記焼成条件で焼結を行った際の焼成収縮率が最も大きい値となった焼結体の成分と焼成収縮率が最も小さい値となった焼結体の成分に対応する原料粉末を選出した後、この両原料粉末についてそれぞれ種々の成形圧で加圧成形した成形体を作製し、これを全て前記焼成条件で焼結させ、同一の焼成収縮率に至らしめることができるそれぞれ成分毎の成形圧を選定し、その間の焼成収縮率を示す成分に対する成形圧は、同様に該成分に対応する原料を種々の成形圧で加圧成形したものを前記焼成条件で焼結させて、他の成分からなる焼結体と同一の焼成収縮率に至らしめることができる成形圧を選定するか、或いは焼成収縮率が大きいものの値から小さいものの値へと低下するに連れ、前記最大収縮率のものに対して定めた成形圧の値から最小収縮率のものに対して定めた成形圧の値まで各成分に該当する同一の焼成収縮率を得るための成形圧も一次関数的に減少した値となる関係から算出し、次に前記最大の焼成収縮率を示すに至った成分に相当する原料粉末を前記の各成形圧のうち最も大きい成形圧で加圧成形して単層成形体を作製し、この単層成形体上に、2番目に大きい焼成収縮率を示すに至った成分に該当する原料粉末を積載したものを該成分の焼成収縮率に該当する前記で求めた成形圧で加圧成形して2層成形体を作製し、3層以上からなる場合は、その直前に積載した成分の次に小さい焼成収縮率を示すに至った成分に相当する原料粉末を前成分までを積層した成形体上に積載し、その成形圧を新たに積載した成分に対応する前記で求めた値で加圧成形を行うことで多層成形体を作製せしめ、この操作を最も小さい焼成収縮率を示す成分に相当する原料が積層された多層成形体が得られる迄繰り返し、得られた多層成形体を前記同一温度及び同一雰囲気の焼成条件で焼結することを特徴とする多層焼結体の製造方法。
IPC (5件):
B22F 7/06 ,  B28B 3/02 ,  B32B 18/00 ,  C04B 35/622 ,  B22F 3/02
FI (6件):
B22F 7/06 A ,  B28B 3/02 J ,  B28B 3/02 P ,  B32B 18/00 B ,  C04B 35/00 E ,  B22F 3/02 P

前のページに戻る