特許
J-GLOBAL ID:200903089302985649

位相検出装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-019733
公開番号(公開出願番号):特開平8-191334
出願日: 1995年01月11日
公開日(公表日): 1996年07月23日
要約:
【要約】【目的】 純ディジタル回路を使って高精度に位相検出ができる位相検出装置を提供することを目的とする。【構成】 10.8MHzの入力信号を19.2MHzのシステムクロックに基づいて、9.6MHzの4相からなるクロックCK0〜CK3を生成し、各F/F回路2411a〜dで入力信号を4相のクロックでダウンサンプリングし、F/F回路2412a〜dでリタイミングしてFR0〜FR3を生成し、位相検出器2413a〜dでフリーランカウンタ2417からのカウント値をFR0〜FR3でサンプリングしてCF0〜CF3を得る。ここで位相のずれを補正するため、所定の補正項を加算器2414a〜dで除去するとともに、位相の最高値である「7」があった場合に、足し合わせる他のサンプル値に0があると、この「0」を「8」に置き換え、加算器2416で合計したPHに基づいて位相を検出する。これにより、純デジタル回路で、高精度に位相を検出することができる。
請求項(抜粋):
位相を検出する対象となる入力信号の周波数f1 よりやや低い周波数f2 を有するm相のクロックを発生させるクロック発生手段と、前記m相のクロックによって入力信号をサンプリングして上記周波数f1 と周波数f2 との差の周波数からなるm相波を得る周波数変換手段と、カウント周期が1/(f1 -f2 )であるフリーランカウンタと、前記m相波によって前記フリーランカウンタのカウント値をサンプリングしてサンプル値を得るサンプリング手段と、前記サンプリング手段によって得られたm個のサンプル値に対して、所定番目のm相波をn(n=0,1,......,m-1)とした場合に、2π(n/m)で得られる値を用いて位相補正を施す位相補正手段と、前記位相補正が施されたm個のサンプル値に対して、そのm個のうちの何れかに位相の最高値Fがあった場合に他のサンプル値の0を(F+1)に置き換えるサンプル値置換手段と、前記サンプル値置換手段で置換された後のm個のサンプル値を加算して所定の位相を得るサンプル値加算手段と、を備えたことを特徴とする位相検出装置。

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